ジクサー150分割日本一周[129]
投稿日:2020年11月23日
五大堂から「日本三景」を眺めた
陸奥の一宮、鹽竈神社の参拝を終えると、塩釜からは国道45号で松島へ。五大堂から「日本三景」の風景を眺めた。
松島からは県道27号を行く。東松島市に入ると、JR仙石線の陸前大塚駅でジクサー150を止める。海岸にある陸前大塚駅や駅周辺の大塚の集落は、東日本大震災の大津波の被害をほとんど受けていない。ところがそこからわずか2、3キロ走った東名、さらにその先の野蒜になると、大津波で甚大な被害を受けた。JR仙石線は高台に移設され、東名の町も東名駅も、野蒜の町も野蒜駅も高台に移転した。
野蒜では旧野蒜駅の震災メモリアルパーク2階の「震災復興伝承館」を見学。ここには東松島各地の大津波による被害の写真が多数展示されているが、その中には野蒜駅で2つに折れた仙石線の車両の写真もある。大津波のすさまじいばかりの破壊力を見せつけている。
野蒜から県道27号を行く。大津波の押し寄せた野蒜海岸から短い橋で宮戸島に渡り、「松島四大観」筆頭の「壮観」(大高森展望台)から松島を見下ろした。
県道27号をさらに走り、宮戸島の里浜から月浜、大浜と寄って室浜へ。ここが県道27号の終点になる。
室浜で折り返すと、鳴瀬川堤防上の県道60号を走り、国道45号に合流。東松島市の中心の矢本を通り、町つづきの石巻市に入る。
国道398号で石巻の中心街を走り抜け、旧北上川を渡り、JR石巻線の渡波駅前へ。そこから県道2号で万石浦にかかる万石橋を渡り、「サンファンパーク」に行く。石巻湾は夕日に染まって金色に輝いている。支倉常長の一行がヨーロッパに渡った「サン・ファン・バウティスタ号」も夕日に照らされている。
「サンファンパーク」に隣接する「サンファン・ヴィレッジ」が今晩の宿。ライダーを歓迎してくれるのがうれしい。さっそく大食堂で、いつもの「スーパードライ」を飲みながら、ボリューム満点の夕食を食べるのだった。
野蒜の「震災復興伝承館」の展示 | 大高森展望台からの眺め | 宮戸島の里浜 |
夕日に照らされた「サン・ファン・バウティスタ号」 | 今晩の宿「サンファン・ヴィレッジ」に到着 | 「サンファン・ヴィレッジ」の夕食をいただく |