ジクサー150分割日本一周[255]
投稿日:2021年11月7日
小樽の鉄道遺産
「小樽運河食堂」で「札幌ラーメン」を食べると、小樽運河沿いに走り、北海道遺産になっている「小樽の鉄道遺産」を見に行く。その途中で「運河公園」を通る。洒落た公園。公園の広場には方位表示盤があり、噴水池がある。正面には旧日本郵船小樽支店の建物(国指定の重要文化財)。ここは日本最大の船会社、日本郵船の「船入場」だった。大型船の接岸できるような埠頭がなかった頃は、ここで貨物の積み下ろしをした。貨物を満載にした艀(はしけ)が沖合いに停泊している大型船との間を行き来したのだ。
北海道遺産の「鉄道遺産」は「小樽市総合博物館」と「旧手宮線廃線跡」から成っている。
「小樽市総合博物館」には北海道を走った50両もの鉄道車両が保存・展示されている。明治期の蒸気機関車やラッセル車も見られる。
旧手宮線は明治13年に開通した北海道最初の鉄道路線(手宮〜札幌)。「新橋〜横浜}、「大阪〜神戸」に次いで、日本では3番目の鉄道だ。ここは北海道の鉄道誕生の地なので、北海道の鉄道起点(ゼロマイル・ポイント)になっている。
手宮駅は石炭の積み出し港だった。当時の手宮駅や石炭の積み出し港、港に接岸している石炭運搬船の模型が博物館に展示されている。
北海道で活躍したラッセル車も見られる | 旧手宮線の手宮駅 | 手宮駅の模型 |
手宮駅と石炭積出し港の模型 | 接岸している石炭運搬船の模型 | 旧手宮線の転車台が残っている |
旧手宮線跡地の碑 | 旧手宮線の線路が残っている | 旧手宮線の線路脇に置かれた機関車の動輪 |
小樽を出発。国道5号で余市へ。町の入口にある鶴亀温泉に泊った。大浴場の湯から上がると、食堂で用意してくれた弁当を食べた。