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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[255]

投稿日:2021年11月7日

北海道一周編 73(2020年4月17日)

小樽の鉄道遺産

北海道遺産の「小樽市総合博物館」

北海道遺産の「小樽市総合博物館」

「小樽市総合博物館」に展示されている鉄道車両

「小樽市総合博物館」に展示されている鉄道車両

「小樽運河食堂」で「札幌ラーメン」を食べると、小樽運河沿いに走り、北海道遺産になっている「小樽の鉄道遺産」を見に行く。その途中で「運河公園」を通る。洒落た公園。公園の広場には方位表示盤があり、噴水池がある。正面には旧日本郵船小樽支店の建物(国指定の重要文化財)。ここは日本最大の船会社、日本郵船の「船入場」だった。大型船の接岸できるような埠頭がなかった頃は、ここで貨物の積み下ろしをした。貨物を満載にした艀(はしけ)が沖合いに停泊している大型船との間を行き来したのだ。

 北海道遺産の「鉄道遺産」は「小樽市総合博物館」と「旧手宮線廃線跡」から成っている。

「小樽市総合博物館」には北海道を走った50両もの鉄道車両が保存・展示されている。明治期の蒸気機関車やラッセル車も見られる。

 旧手宮線は明治13年に開通した北海道最初の鉄道路線(手宮〜札幌)。「新橋〜横浜}、「大阪〜神戸」に次いで、日本では3番目の鉄道だ。ここは北海道の鉄道誕生の地なので、北海道の鉄道起点(ゼロマイル・ポイント)になっている。

 手宮駅は石炭の積み出し港だった。当時の手宮駅や石炭の積み出し港、港に接岸している石炭運搬船の模型が博物館に展示されている。

北海道で活躍したラッセル車も見られる旧手宮線の手宮駅手宮駅の模型

北海道で活躍したラッセル車も見られる 旧手宮線の手宮駅 手宮駅の模型

手宮駅と石炭積出し港の模型接岸している石炭運搬船の模型旧手宮線の転車台が残っている

手宮駅と石炭積出し港の模型 接岸している石炭運搬船の模型 旧手宮線の転車台が残っている

旧手宮線跡地の碑旧手宮線の線路が残っている旧手宮線の線路脇に置かれた機関車の動輪

旧手宮線跡地の碑 旧手宮線の線路が残っている 旧手宮線の線路脇に置かれた機関車の動輪

 小樽を出発。国道5号で余市へ。町の入口にある鶴亀温泉に泊った。大浴場の湯から上がると、食堂で用意してくれた弁当を食べた。

余市の海岸今晩の宿、余市の鶴亀温泉鶴亀温泉の夕食

余市の海岸 今晩の宿、余市の鶴亀温泉 鶴亀温泉の夕食

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