ジクサー150分割日本一周[282]
投稿日:2022年3月6日
下総の国府めぐり(その3)
下総の「国府めぐり」はまだまだつづく。市川のじゅんさい公園を歩いたあと、「いしい農園」で昼食。「ピザ&カレー」を食べた。ピザの上にはふんだんに自家製の野菜がのっているので、ピザは隠れて見えない。カレーにも自家製の野菜サラダがついている。じつにおいしい自家製野菜。カレーのご飯は千葉県の形をしている。
「いしい農園」の昼食に大満足したあと、「市川考古博物館」を見学し、下総の国分尼寺から国分寺を見てまわる。
現行の下総国分寺の境内には金堂跡や講堂跡、七重塔跡があり、七重塔の礎石が残されている。
「下総国分僧寺跡」の案内板には、次のように書かれている。
天平13年(741年)春、聖武天皇は全国に国分寺建立の詔(みことのり)を発し、一国一寺の建立を指令されました。
下総国では市川に国府がありましたので、ここに国分寺が建立されたのです。その建立年代ははっきりしませんが、奈良時代であることは確実です。
国分僧寺は過去数回の火災をうけて当時のおもかげはありませんが、発掘調査の結果、法隆寺様式の伽藍配置をもつ金堂・講堂・塔の遺稿が発見されています。
下総国分寺の講堂跡 | 下総国分寺の七重塔跡 | 七重塔の礎石が残っている |
下総国分寺を後にして京成電鉄本線の市川真間駅に向かっていったところには、下総の総社、六所神社がある。国府台の「市川市スポーツセンター」に総社跡の碑が建っているが、下総の総社は国府台から市川真間のこの地に移ったのだ。
六所神社を過ぎたところでは、真間川にかかる府中橋を渡った。「府中」は国府を証明する地名なので、「国府めぐり」の大きな目印になる。
千葉街道(国道14号)を目指して走り、京成電鉄本線の市川真間駅に出た。国府台駅の次が市川真間駅なので、わずかひと駅の間で下総の「国府めぐり」を存分に楽しむことができた。
JR本八幡駅前の「たい焼き」の店で、八幡名物の「はみだしたい焼」を食べ、下総の「国府めぐり」を終えるのだった。