カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

北海幹線用水路

投稿日:2010年11月12日

いつか水路に沿ってツーリングを!

砂川を流れる北海幹線用水路


 北海道遺産の雨竜沼湿原から出発点の江部乙駅前に戻ると、次の北海道遺産を目指してスズキDR-Z400Sを走らせる。
 国道12号を南下。滝川を通り、砂川で国道12号を左折し、道道115号に入っていく。JR函館本線の線路をまたぐと、すぐに日本でも最大級の農業水路の北海幹線用水路を渡る。コンクリートで両側をしっかりと護岸された直線状の、幅広の用水路だ。10月下旬という農閑期の季節だからだろうか、水量は思ったよりも少なかった。
 北海幹線用水路をまたぐ橋のたもとには、この農業用水路の案内板が立っている。それには次のように記されている。

事業目的 安定した農業用水の補給と畑地灌漑のための新たな用水確保による農業の近代化と農業経営の安定
総延長 約80?(赤平市住吉~南幌町南幌)
最大通水量 42.48立法メートル/S(赤平市住吉北海頭首工)(代掻き期)
受益面積 14,630ha(赤平市・砂川市・美唄市・岩見沢市・三笠市・奈井江町・栗沢町・南幌町・北村)

 ちなみに北海幹線用水路を愛知用水と比較してみると、愛知用水の幹線水路は113キロで長さでは負けるが、愛知用水の受益面積は14000ヘクタールなので、広さでは北海幹線用水路の方が勝っている。
 なお北海幹線用水路の受益面積は5市3町1村のまたがっていたが、平成の大合併で栗沢町と北村が岩見沢市の一部となり、現在は5市2町になっている。

 北海幹線用水路の案内板の「概要と沿革」では次のように記されている。

「北海幹線用水路(愛称:北海灌漑溝)は、石狩川左岸の広大な平野を水田にするため、大正13年から昭和4年にかけて総工費758万2000円(現在なら約1100億円)で造られました。その後、昭和35年から昭和54年にかけて、「国営総合灌漑排水事業美唄地区」が実施され、それまで土水路だった北海幹線用水路がコンクリート水路等に改修されました。現在は「国営土地改良事業空知中央地区」による改修等が実施されています。このように、北海幹線用水路は完成以来、全国的にも有数の穀倉地帯である中央空知の発展を支えてきました。最近では、この水路の持つ親水性や景観が注目され、水路やその周辺を公園として利用する計画等が進められています」

 今回は砂川で北海幹線用水路を見ただけだが、次回はぜひとも赤平の空知川の取水口、北海頭首工から南幌までの80キロをバイクで走ってみたいと思っている。
 北海幹線用水路は何本もの河川をまたいでいるが、そのような区間では水道橋ができている。トンネルで丘陵地帯を抜けて区間もある。写真の砂川の区間などは市民の絶好の散歩コースになっている。さらに美唄や岩見沢などには親水公園がある。
 このように北海幹線用水路に沿って走る「赤平→南幌」間は絶好のツーリングコースになること間違いなし!

Comments

Comments are closed.