カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月12日(10)登米→浦和

投稿日:2011年6月17日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 20]2011年5月12日

 石巻からは登米へ。そこにあるボランティア団体、RQの本部を訪ねたかったのだ。
 夕暮れの石巻を出発。国道45号を行き、河北ICで三陸道に入る。ここは無料区間ということもあって交通量は多い。対面通行の区間が大半なので、車の列が長くつづいている。それでもスムーズに流れている。
 登米ICで三陸道を降り、登米(とめ)市の中心、登米(とよま)町に入っていく。そこでRQの本部を聞くと、誰も知らない。ガソリンスタンドでDRの給油がてら聞くと、それは旧登米(とよま)ではなく旧東和町にあるという。
 登米(とめ)市というのは2005年に登米(とよま)町を中心に迫町、東和町、中田町、豊里町、米山町、石越町、南方町の登米(とめ)郡の8町と本吉郡の津山町が合併して誕生した市。市域が広いのだ。そのため登米町の人に他の旧町のことを聞いても知らないのは当然か。
 旧登米町から北上川沿いの県道202号(一関街道)で旧東和町に入り、国道346号に合流。道の駅「林林館」の先で国道を右折し、3キロほど行くと旧鱒淵小学校に着く。そこの体育館がRQの本部になっていた。正式な名称は「RQ市民災害救援センター」。体育館内に入ると、ちょうどミーティングの最中で、代表の広瀬敏通さんが熱のこもった話をしていた。それを全国各地からやってきた100人近いボランティアの人たちが真剣に聞いていた。
 1時間ほどのミーティングが終ると、各グループごとに分れ、翌日の仕事の分担を話しあっている。
 代表の広瀬さんとは以前、沖縄で一緒になったことがあったので、ミーティングが終ると挨拶をかわし、
「一目、RQの本部を見たかったんですよ」
 といって広瀬さんと話した。

登米のRQ本部
ボランティアのみなさんのテント


全国から寄せられた支援物資


 登米のRQ本部を出発したのは21時。登米東和ICで三陸道に入り、仙台北部道路経由で東北道を南下。大雨といっていいような雨降りで、もう寒くて眠くて…。
 23時30分、国見SAに到着。ここでは「味噌ラーメン」を食べた。
 3時45分、佐野SAに到着。ここでは「佐野ラーメン」を食べた。
 そして夜明けの4時45分、浦和料金所に到着。こうして「頑張ってるぞ!東北!!ツーリング」の第1弾目を終えた。

国見SAの「味噌ラーメン」
佐野SAの「佐野ラーメン」


夜明けの浦和料金所に到着


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