5月17日 新宿→登米
投稿日:2011年6月18日
「頑張ってるぞ!東北!! ツーリング」(鵜ノ子岬→尻屋崎)の第1弾目を終えた4日後の5月17日に第2弾目を開始。
東京・新宿の「スズキワールド新宿」でスズキの250?バイク、ビッグボーイ(グラストラッカーの10周年バージョン)を引き取り、13時に出発。昭文社の『ツーリングマップル』を担当している目黒さんがお忙しい時間を割いて見送りに来てくれた。
首都高から東北道に入り、一路、仙台へ。
14時20分、佐野SAに到着。「佐野ラーメン」(600円)を食べる。
17時30分、国見SAに到着。「福島ソースかつ丼」(980円)を食べる。
仙台南ICからは仙台南部道路経由で仙台東部道路に入る。
太平洋岸から4、5キロのところを走る仙台東部道路からの眺めは強烈だ。盛土された道路の西側は、いつもの見慣れた風景で田畑が広がり、その向こうには仙台の市街地が遠望できる。ところが道路の東側は大津波にやられ、集落が全壊し、荒野と化した水田には無数の車の残骸が残されている。仙台東部道路という1本の線を境にして、まったく違う光景が広がっている。これはまったく予期しなかったことなのだろうが、仙台東部道路は大津波の防波堤の役目を果たしたのだ。
仙台港北ICで三陸道に入る。石巻港ICの手前に料金所。その先は無料区間になる。
20時、終点の登米東和IC着。「スズキワールド新宿」から455キロ。ここまではまったく問題なく走れた。
登米東和ICで三陸道を降りると、RQ本部のある旧鱒淵小学校の体育館へ。RQ本部のマドンナ的存在の新垣亜美さんには、隣接する避難所に連れていってもらった。そこには南三陸町中瀬地区のみなさんが避難している。避難所での「亜美人気」に便乗させてもらい、区長さんら中瀬地区のみなさんと一緒に焼酎を飲んだ。
そこでの話で忘れられないのは大津波に由来する地名。南三陸町の志津川から登米(とめ)市の登米(とよま)に通じる羽沢峠越えの道の途中には大船沢という集落があり、そこから山中に入ったところに入大船という集落があるとのこと。山間の「入大船」は今回の大津波ではほとんど被害を受けなかったが、その地名はかつての大津波を物語るものだという。
その夜はボランティアのみなさんが寝泊りしている体育館で寝かせてもらった。