カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

5月19日(14)釜石市街

投稿日:2011年7月14日

頑張ってるぞ!東北!! ツーリング[鵜ノ子岬→尻屋崎 49]2011年5月19日

 国道45号で釜石に入っていく。
 釜石では町の入口にある「鉄の歴史館」へ。高台にある「鉄の歴史館」なので建物は無傷で残っていたが休業中。駐車場には自衛隊の災害復興の車両が何台も見えた。ここは自衛隊の災害復興の拠点になっていた。
 次に釜石湾を見下ろし「釜石大観音」(拝観料500円)へ。ここも無傷で残り、拝観できた。「釜石大観音」前の展望台からは釜石湾を一望する。湾口にある世界でも最大級の湾口防波堤はズタズタで、見るも無惨に破壊されているのがはっきりと見えた。

釜石の「鉄の歴史館」
「鉄の歴史館」に展示されている蒸気機関車


「鉄の歴史館」は自衛隊の災害復興の拠点になっている
釜石湾を見下ろす「釜石大観音」


「釜石大観音」から世界最大級の釜石湾口防波堤を見る
釜石の車の墓場


 釜石の中心街に入っていく。建物の倒壊はそれほど見られないが、町は壊滅的な状況。大通りの両側には破壊された店々が建ち並んでいる。開いている店は1軒もない。
 釜石港周辺はさらにひどい状況。木っ端微塵にやられていた…。
 釜石漁港の魚市場は再開の見通しがたたないような状況だ。魚市場が1日でも早く再開されますように。それが釜石復興の大きな第1歩になる。
 釜石港の岸壁にはパナマ船籍の大型貨物船が乗り上げていた。何度も繰り返しいってることだが、「乗り上げ船」は今回の大津波を象徴している。

釜石の中心街に入っていく
中心街は壊滅的な状況


中心街は壊滅的な状況


釜石の中心街を見下ろす
釜石港周辺の惨状


釜石漁港の魚市場
釜石港の岸壁


釜石港の岸壁に乗り上げた大型貨物船


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