カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

第121回 本名室谷林道

投稿日:2011年9月28日

2010年 林道日本一周・東日本編

越後山脈の山岳風景を眺める

 新発田駅前の「新発田ニューホテルプラザ」を夜明けとともに出発。国道290号→国道49号とスズキDR-Z400Sを走らせ、7時、阿賀野川沿いの津川に到着。ここでコンビニ弁当の朝食を食べ、県道227号で最奥の集落、室谷へ。室谷までは快適な2車線の道。室谷から本名室谷林道に入っていった。
 室谷から16・2キロ地点でダートに突入。そこでDRを停めたが、猛烈なアブの襲撃を食らう。あわててDRを走らせ、新潟・福島県境の峠を目指して走った。
 本名室谷林道の新潟県側は舗装化が進んでいるが、それでもまだ4・5キロのダート区間が残っていた。しかし全線の舗装化は間近という印象。その4・5キロのダートを走って「会越街道開通記念碑」の建つ峠に到着すると、DRを停め、越後山脈の山岳風景を眺めた。ここではアブにやられなかった。
 県境の峠を越え、福島県側を下っていく。
 福島県側は新潟県側ほどではないが、やはり舗装化が進んでいる。かつては本名の国道252号に出る地点までの全線がダートだったが、今ではその間に舗装区間がある。それでも6・2キロ、7・3キロの2区間のダートを合計すると、福島県側のダートは13・5キロ。新潟県側とあわせると、ダート18・0キロの本名室谷林道だ。
 本名ダムの脇で国道252号に出る。
 本名ダムの上を通り、国道252号を南下。湯倉温泉に寄っていく。国道252号を右折し、只見川にかかる赤い橋を渡ったところが湯倉温泉だ。
 一軒宿の温泉だが、その奥に共同浴場がある。
 入浴料の100円を料金箱に入れ、混浴(脱衣所は男女別)の湯に入る。にごり湯でかなり熱い湯。歯をくいしばって湯につかったが、肌がひりひりするほどの熱さ。それがまた気持ちいい。
 何ともいえない、すっきりさっぱりした気分で、奥会津の林道に向かっていった。

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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 26,21,16,17,11,12

新発田→津川→本名→湯倉温泉

新発田駅前の「新発田ニューホテルプラザ」を出発
コンビニ弁当の朝食


本名室谷林道のダートに突入!
新潟・福島県境の峠


福島県側を下っていく
湯倉温泉を流れる只見川


湯倉温泉の共同浴場
湯倉温泉の共同浴場の湯


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