カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

第138回 湯ノ川鍋滝林道

投稿日:2011年10月26日

2010年 林道日本一周・東北編

本州最北の町から陸奥湾をぐるっと回り青森市街へ

 本州最北の町、大間からは国道338号を南下。海岸の大間原発迂回路はすでに完成している。この大間原発は電源開発の原子力発電所。建設工事はすでに相当、進んでいる。
 大間町から佐井村に入る。
 佐井村の中心の佐井に到着すると、「津軽海峡文化館アルサス」内にある「海峡ミュージアム」を見学。館内には祭りの大神輿が展示されている。「アルサス」前の佐井港からは下北半島の名勝、仏ヶ浦への観光船が出ている。ここはかつてはヒバの積み出し港としておおいに栄えた。
 佐井からは県道284号に入っていく。大間越を越えるダート県道。舗装化が進んでいるが、それでも10キロ以上のダート区間が残っている。
 佐井の町並みを抜け、森林地帯に入り、ダートに突入。最初のダートは1・6キロ。つづいて第2区間のダートに突入。2・0キロのダートを走ると佐井村とむつ市の境の峠、大間越に到達。峠を越えたむつ市側は荒れた舗装路でダートとあまり変らない。
 5・9キロのラフな舗装路を走ると、鍋滝林道との分岐。そこからさらに県道284号で奥薬研温泉まで行く。その間は幅広のよく整備されたダート。7・4キロのダートを走り、奥薬研温泉に到着。ダート距離の合計は11・0キロになる。
 奥薬研温泉で折り返し、県道284号から鍋滝林道に入る。幅広ダートで直線路がつづく。ビッグボーイのアクセルを開き、高速でダートを突っ走る。渓流を離れ、峠に向かっていく。それとともに道幅は狭くなり路面も荒れてくる。
 ブナの大木が目印の峠に到達。峠までは12・4キロのダート。峠を越えると湯ノ川林道になる。熊が出そうな森林地帯を走り抜け、湯ノ川温泉のすぐ近くで46号に出る。ダート6・5キロの湯ノ川林道。合計するとダート18・9キロの湯ノ川鍋滝林道だ。
 夕暮れの湯ノ川温泉に到着。ひなびた山間の温泉地。共同浴場の「濃々園」に行くと、残念ながらすでに閉まっていた。
 19時、湯ノ川温泉を出発。青森を目指して夜道を走る。
 20時、むつに到着。
 22時、野辺地に到着。
 22時40分、青森駅に到着。湯ノ川温泉から151キロだ。
 駅前の「東横イン」に泊まり、部屋でコンビニ弁当の遅い夕食を食べた。

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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 102→100→101→98→94

大間→佐井→奥薬研温泉→湯ノ川温泉→むつ→青森駅

佐井の「アルサス」
「海峡ミュージアム」に展示されている大神輿


佐井港
県道284号のダートに突入!


森林地帯を行く
大間越に到達


鍋滝林道の入口
鍋滝林道のストレート区間


名無し峠に到達
湯ノ川林道の出口


青森駅前の「東横イン」に到着
コンビニ弁当の遅い夕食


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