カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

第179回 菅ノ又夏湯林道

投稿日:2011年12月25日

2010年 林道日本一周 東北編2

渓流美を眺め、地元に愛される温泉につかる

 旧都路村(現田村市)の中心、古道を出発。国道288号→国道399号とスズキDR-Z400Sを走らせ、名無しの峠を越えて葛尾村に入っていく。
 峠を下ったところで右へ、菅ノ又夏湯林道に入る。一部ダート区間(1キロ以下のダート区間は計測しない)はあったが、残念ながら大半は舗装路で、県道253号に出た。
 次に県道253号の大放から大放石黒林道を走る。峠を越えて旧都路村の石黒に出たが、この林道は全線舗装だ。
 こうして2本の舗装林道を走り、旧都路村の中心、古道に戻ってきた。
 再度、古道を出発。さきほどと同じように国道288号→国道399号で峠を越えて葛尾村に入り、葛尾村の中心、葛尾に下った。
 葛尾からは県道253号を行き、浪江町に入る。高瀬川の渓谷沿いの道。渓谷美を右手に見ながらDRを走らせた。
 阿武隈山麓の幹線、県道35号との交差点を横切ると、県道256号で双葉町に入り、JR常磐線の双葉駅前でDRを停めた。
 駅前でカンコーヒーを飲んでひと息入れ、国道6号を越えたところにある双葉温泉へ。
 双葉町青年婦人会館内にある「せんだん温泉」(入浴料500円)の湯につかる。無色透明の湯だが、かなりの塩分濃度で塩からい。
 湯から上がり、さっぱりした気分でDRを走らせる。
 国道6号を北上し、双葉町から浪江町に入る。
 JR常磐線の浪江駅前からは国道114号で不動滝まで行く。滝不動がまつられている不動滝を見たあと浪江駅前に戻った。
 再度、浪江駅前を出発し、県道253号→県道120号を行く。
 南相馬市に入る手前の右手、ちょっと小高くなったところに「出口の湯」(入浴料金250円)がある。無味無臭の赤茶けた湯。浴室の入口には赤く染まったタオルがずらりと並んで干してあるのが目に残る。このあたりの地名が出口なので「出口の湯」なのだが、ここは地元のみなさんに愛されている温泉という印象を強く持った。
「せんだん温泉」、「出口の湯」と普段着の温泉、2湯に入り、県道120号で浪江町から南相馬市に入った。

※爆発事故を起こした東京電力福島第1原子力発電所の20キロ圏内立入禁止規制で、現在、双葉町には入れません。また葛尾村の東半分と浪江町の大半にも入れません。

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今回のエリア:昭文社ツーリングマップル東北 15→20

旧都路村→葛尾村→浪江町→南相馬市

国道399号で葛尾村に入る
高瀬川の渓谷を行く


高瀬川に沿って県道253号を走る
双葉町の「せんだん温泉」


国道114号沿いの不動滝
浪江町の「出口の湯」




「出口の湯」の浴室

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