環日本海ツーリング[9]
投稿日:2012年2月21日
日本海とともに走るシーサイドルートR101
能代からは国道101号を北上。秋田の大河、米代川を渡り、一面の水田地帯を走り抜けていく。日本海と出会う「鹿の浦展望所」でスズキDR-Z400Sを停める。そこからは南の能代方向へとつづく海岸線を一望だ。
八森いさりび温泉「ハタハタ館」の前を通り、秋田・青森県境の須郷岬に到着。白神山地が断崖となって日本海に落ち込む須郷岬は絶景岬。高台上の展望台からは北に延びる日本海の海岸線を一望した。
須郷岬からの青森県内の国道101号はすごくいい。日本海をたえず左手に見ながら走れるからだ。鉄道ファンに人気の五能線が国道に平行している。岩崎の町並みを通り抜けたところにある沢辺PAはオススメの展望スポット。日本海の海越しに、白神山地の山並みを見る。
黄金崎では不老ふ死温泉(入浴料600円)に入った。まずは内風呂だ。湯は有味有色。塩分を含んだうす茶色をした湯につかる。つづいて待望の混浴露天風呂(女性専用もある)に入る。混浴とはいっても入浴客は自分一人。塩分の濃い黄土色の湯につかり、日本海の水平線を眺めた。
黄金崎からは深浦漁港を通り、日本海の名勝、千畳敷では岩畳の上を歩き、北金ヶ沢の「日本一の大イチョウ」を見た。高さ31メートル、根回り22メートル、樹齢1000年以上という北金ヶ沢の大イチョウには妖精か何かが棲みついているかのようだ。それにしてもすごいではないか。日本海から吹きつける冬の季節風にも負けず、これだけの巨樹になったことに感動してしまう。
こうして「日本海絶景ルート」の国道101号を走り、鰺ヶ沢に到着。鰺ヶ沢漁港の岸壁にDRを停めた。能代から鰺ヶ沢まではちょうど100キロだ。