カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[67]

投稿日:2012年5月16日

市場には物があふれ、経済は活気に満ちている

 ユジノサハリンスク駅からまずは駅前のレーニン広場へ。
 ロシア本土では大半のレーニン像が倒されたのにもかかわらず、ユジノサハリンスクでは健在。見上げるような巨大なレーニン像がそのまま建っている。噴水のあるレーニン広場は市民の絶好の憩いの場だ。
 次にユジノサハリンスク駅近くの自由市場を歩く。
 野菜売場、果物売場、水産物売場と見てまわったが、物は豊富で市場内には活気があふれている。目立つのは在サハリンの朝鮮人たち。とくに女性。彼女たちはサハリン経済を牽引しているかのような元気さだ。
 自由市場の様子は20年前とは大違い。
 1991年に来たときは、あまりの物不足でサハリンの人たちがかわいそうになるほどだった。
 自由市場には貧弱な野菜が並び、魚、肉はほとんどなく、木イチゴの実が目についた程度。当時、サハリンでは餓えが心配されていた。
 あのときの自由市場が目に焼きついているので、物のあふれかえる2012年の自由市場の光景は「サハリンは変った!」と実感させるものとなった。

ユジノサハリンスク駅前のレーニン広場
レーニン広場のレーニン像


レーニン広場の噴水
ユジノサハリンスク駅近くの自由市場を歩く


野菜売場
スイカが山積み


果物売場


サケなどの燻製が並ぶ


カニとエビの売場


山積みにされたイクラ
鮮魚も売られている


ハムとソーセージの売場


衣類も売られている


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