カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

環日本海ツーリング[76]

投稿日:2012年5月28日

20年来の夢、間宮海峡を越えた!

 ワニノ行きのフェリー「サハリン7」は9時にホルムスク港を出港し、ロシア本土とサハリンの間のタタール海峡(間宮海峡)に出ていく。ホルムスクの町並みがいつまでも見えている。
「サハリン7」はすぐにタタール海峡(間宮海峡)を横切るのではなく、サハリンの沖合いを北上。ホルムスクを出発して1時間ほどすると、「ワニノ→ホルムスク」のフェリーとすれ違った。
 ぼくは船の甲板から海を見るのが好きだ。
 ロシア製ビール「バルチカ7」のロングカンを飲みながら、タタール海峡(間宮海峡)の青い海と青く霞むサハリンの山並みを眺めた。
 サハリンの西海岸にはホルムスクの北にチェーホフ(野田)、トマリ(泊居)、イリインスク(久春内)といった町々が点在しているが、「サハリン7」はその沖合いを通っていく。
 1991年の「サハリン南部周遊」ではホルムスクからチェーホフへとタタール海峡(間宮海峡)沿いの道を走った。バイクに乗りながら、何度、「間宮海峡を越えたい!」と思ったことか。あれから20年、今、その夢をかなえている。

離れゆくホルムスク


ホルムスクはいつまでも見えている
「サハリン7」の甲板


「ワニノ→ホルムスク」のフェリーとすれ違う
「サハリン7」はサハリンの西岸沖を行く


サハリンが次第に遠くなっていく
イリインスクあたりの沖を通過


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