アドレス日本一周 west[10]
投稿日:2012年11月30日
三宅島も望む稲取岬
熱川温泉から東伊豆の海岸線を走る国道135号を南下し、東伊豆町の中心、稲取へ。国道から稲取の町に入り、伊豆急行の伊豆稲取駅前から稲取岬に向かっていく。
稲取温泉を走り抜け、高台に登り、岬の突端に立った。そこには白亜の四角形の灯台。灯台の前には東伊豆町から見える伊豆七島の全図。それには伊豆大島から神津島までが出ている。驚かされたのは新島の後に三宅島が描かれていること。1年のうち何度か三宅島が見えるという。
この日の稲取岬からの眺めは良かった。
伊豆大島から利島、鵜渡根島(無人島)、新島、式根島、そして神津島までが見えた。しかし残念ながら三宅島は見えなかった。目の向きを変えると、これから行く伊豆半島南東端の爪木崎が見えている。
稲取岬には鳥羽一郎の『愛恋岬』の歌碑が建っている。鳥羽一郎の歌碑は北海道の鹿部温泉や瀬戸内海の伊予大島で見たことがあるので何か懐かしさを感じた。岬の神社には稲取の奇祭、「どんつく祭り」で町中をひきまわされる巨根がまつられている。テカテカ光った木製の巨根は見事だ。
稲取から下田へ。
下田の町の手前で国道135号を左折し、日本開国の史跡、玉泉寺などの近くを通り、爪木崎に立った。ここは「水仙の岬」で知られ、花の季節になると大勢の観光客が押し寄せる。その季節にはまだ遠い爪木崎にはまったく人影はなかった。水仙畑の中の小道を歩き、高台上の灯台まで行く。そこからも伊豆七島の島々がよく見えた。
爪木崎から国道135号に戻り、下田の町に入っていく。伊豆急行の終点、伊豆急下田駅前でアドレスV125Gを停めた。