カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[11]

投稿日:2012年12月1日

島めぐりを思い立たせた景色

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 伊豆急行の終点、伊豆急下田駅前を出発。下田からは国道136号→県道16号で伊豆半島最南端の石廊崎に向かっていく。南伊豆の海を見ながらアドレスV125Gを走らせる気分はたまらない。黒潮の香りが漂ってくるかのようだ。
 伊豆半島最南端の石廊崎に到着。駐車場にアドレスを停め、岬への遊歩道を歩いていく。岬の高台、隆起海食台上には石廊埼灯台が立っている。1871年初点灯という歴史の古い灯台だ。石廊埼灯台を過ぎると石室神社。石廊崎は石室神社の岬ということで、石室崎ともいわれる。そして馬の背のように海に突き出た岬の突端には、熊野神社の祠がまつられている。黒潮つながりでの熊野神社。駐車場からここまで徒歩約20分。
 岬の展望台からは正面に伊豆七島の神津島が見える。左手には式根島、新島、鵜渡根島、利島が見えている。
 それら伊豆七島の島々の手前には神子元島が見える。1871年初点灯の灯台のある島だ。下田方向の海岸線に目を向けると、海岸近くには伝説の蓑掛島が見える。そのはるか向こうに伊豆大島が見える。
 石廊崎に立ち、こうして島々を眺めていると、無性に「島めぐり」をしたくなる。
 2001年から2002年にかけての「島めぐり日本一周」では、スズキの50ccバイク、SMX50を走らせて188島をめぐった。その第1弾目として伊豆七島の島々をめぐったが、「島めぐり日本一周」を思い立ったのは石廊崎から眺めるこの島の風景だった。

南伊豆の海岸線を行く
南伊豆の海


石廊崎入口
石廊崎の灯台


石廊崎
正面に神津島、左手に式根島と新島が見える


石廊崎の沖を漁船が通り過ぎていく
石廊崎から下田方向を見る。遠くに伊豆大島が見える


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