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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本一周 west[16]

投稿日:2012年12月6日

富士の高嶺に雪は降りける

静岡←神奈川←東京

 JR沼津駅前を出発。海沿いの旧国道1号を行く。道の左手は沼津の「千本松原」。海岸に出ると、伊豆半島の大瀬崎がよく見える。
 沼津市から富士市に入り、田子の浦港の岸壁でアドレスを止める。
 田子の浦といえば万葉集の山部赤人の歌、「田子の浦ゆうち出て見れば真白にぞ富士の高嶺に雪は降りける」で知られる景勝の地だが、今はその面影もない。
 ここからは旧東海道を行く。岳南鉄道の吉原本町駅の周辺が吉原宿の中心。富士川橋で富士川を渡り、蒲原宿、由比宿と通り、狭路の峠道でさった峠へ。
 スズキの125ccスクーター、アドレスV125Gは抜群の登坂力。驚くほどのパワーを発揮し、急勾配の峠道を楽々、登っていく。
 さった峠の手前で見る富士山はじつに綺麗。このような狭路の峠道でもアドレスならば止められる。峠の碑前からは真下を通る東名高速、左手の愛鷹山、右手に延びる伊豆半島と、駿河湾沿岸の風景を一望する。さった峠は絶景峠だ。
 さった峠から興津宿の入口まで下り、そこからは国道1号で清水へ。
 国道沿いの「富士見屋食堂」でラーメン(550円)を食べ、JR清水駅前に到着。さすが「サッカーの町」清水だけあって、駅前にはサッカー像が建っている。

沼津駅前を出発
沼津の「千本松原」


伊豆半島の大瀬崎を見る
田子の浦港の岸壁


富士川にかかる富士川鉄橋
富士川鉄橋越しに見る富士山


東海道の蒲原宿
東海道の由比宿


由比宿の「由比本陣公園」
さった峠の峠道から見る富士山


さった峠からの眺め


「富士見屋食堂」でラーメンを食べる
清水駅前に到着


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