アドレス日本一周 east[146]
投稿日:2014年1月7日
両津港を出発
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2008年12月17日
9時30分、両津港を出発。まずはすぐ近くの加茂湖を見る。この湖はかつては淡水湖だったが、明治37年(1904年)に砂州を開削して以来、海とつながった。湖面にはカキの養殖筏が見られるが、今ではカキの名産地だ。
両津から国道350号で南の真野湾に向かう。
日本の島国道はすでてそうだが、本土側の港が起点、もしくは終点になっている。
佐渡の国道350号も起点は新潟。新潟市内に2・8キロの国道350号がある。佐渡島内は両津港から小木港までの50キロほど。小木港からフェリーで渡る直江津が終点で、直江津港から国道8号に出るまでの2・2キロが国道350号になっている。
両津を出ると、国中平野を走る。この「国中」は国の中心という意味、古い言い方で、現在、国中が残っているのは奈良盆地と甲府盆地、それと佐渡ぐらいだ。
奈良盆地の国中は大和国の中心、甲府盆地の国中は甲斐国の中心で、それと同じように佐渡の国中は佐渡国の中心ということになる。
右手に大佐渡山地の山並み、左手に小佐渡丘陵を見ながら国中平野を走り、真野湾岸の佐和田に出た。海岸にアドレスを止め、しばらくは波静かな海を眺めた。
Category: アドレス日本一周 2008