アドレス日本巡礼[008]
投稿日:2014年3月23日
中山道に合流
鈴鹿峠を下った近江路最初の宿場は土山宿。そこには「坂は照る照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨がふる」と、「鈴鹿馬子唄」の1節が大きく書かれている。鈴鹿峠をはさんで東の坂下宿は晴れ、鈴鹿峠は曇り、西の土山宿は雨、という意味。このような峠をはさんでの天気の変化というのは、実際にツーリングをしてみるとよくわかることだ。
土山宿からは旧東海道をフォローし、水口宿、石部宿を行く。
水口宿は東海道の宿場町であるのと同時に加藤氏2万5000石の城下町。町中には水口城跡や水口城資料館がある。水口歴史民俗資料館では水口城や水口宿の資料が見られる。ここの「どじょう汁」は東海道の名物料理だ。
石部宿では草津線の石部駅前でアドレスを止めた。そこには「東海道五十三次公園」。駅の近くには石に刻まれた「東海道五十三次図」がある。
石部宿からさらに旧東海道を行き草津宿へ。その途中には六地蔵の一里塚。石製の古絵図が興味深い。六地蔵は石部宿と草津宿の「間の宿」。ここには旧和中散本舗の建物が残っているが、かつては3軒の和中散屋があったという。徳川家康が腹痛を起こした時、この薬を飲んだらたちまち治ったという名薬だ。
草津宿の追分で中山道に合流。覚善寺の門前には移築された東海道と中山道の追分の石塔がある。そして第53番目の大津宿に到着だ。
琵琶湖を見ると急に日本一の大湖を一周してみたくなった。そこでJR湖西線の大津京駅前の「ビジネスホテル西大津」に泊まった。夕食は駅前の中華料理店「楼蘭」で。まずは東海道53次のすべての宿場をめぐり終えたのでビールで乾杯。そのあと「中華丼」(600円)を食べた。
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