カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[030]

投稿日:2014年4月23日

カミノ・デ・サンチャゴ

四国八十八ヵ所めぐり 2009年4月13日
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第27番・神峯寺の山門

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神峯寺本堂

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空海の生涯

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神峯寺の大師堂

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八重桜が咲いている

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神峯寺門前の茶店のうどん

 第26番の金剛頂寺の参拝を終えると、太平洋(土佐湾)を左手に見ながら国道55号を走り、第27番の神峯寺へ。国道から山中へ4キロ、急カーブ、急坂の道をアドレスV125Gで走る。小回りがきいて、パワフルなアドレスなので、じつに楽に走れる。アドレスは「巡礼旅」には最適のバイクだ!
 神峯寺に到着すると、まずは隣りの神峯神社に参拝。そのあとで神峯寺に入っていく。立派な山門。名水の「神峯の水」が流れ落ちている。本堂、大師堂を参拝。ここには空海の生涯がわかりやすく描かれている。
 野鳥の宝庫の神峯寺、ウグイスが鳴いていた。
 門前の茶店で昼食のうどん(650円)を食べる。
 タケノコ、ナス、ニンジン、キャベツ、サツマイモ、オクラ、トマト、赤ピーマン、アスパラ、ダイコン、タマネギ、インゲン、サヤエンドウと具だくさん。それらはすべてここの自家製だという。
 茶店では小林さんと藤井さんの若いカップルに出会った。地球規模の巡礼をしている2人はフランスのル・ピュイを出発し、ピレネー山脈を越え、40日をかけてスペインのサンチャゴまで歩いたという。
 2人の話を聞いていると、2002年の「ユーラシア横断」のシーンが目に浮かんだ。
 ロシアのウラジオストックを出発点にしてシベリアを横断し、ユーラシア大陸最西端のロカ岬を目指したのだが、フランスからピレネー山脈を越えてスペインに入ってからは巡礼道をたどってサンチャゴまで行った。
 大西洋に近いサンチャゴの町は中世以来の聖地。聖ヤコブ巡礼の終点として全ヨーロッパから大勢の巡礼者たちを集めている。ここまでの間では徒歩や自転車の老若男女の巡礼者たちを何度となく見かけたが、すべての人たちはサンチャゴを目指していた。そんな巡礼の道は「カミノ・デ・サンチャゴ」と呼ばれていた。
 サンチャゴの古い町並みを歩き、カテドラル(大聖堂)へ。そこでは大勢の巡礼者を見たが、巡礼道のゴールまでたどり着いた安堵の表情が誰の顔にも浮かんでいたのがすごく印象的だった。

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