カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[057]

投稿日:2014年6月3日

巡礼特急

四国八十八ヵ所めぐり 2009年4月19日
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今治駅前を出発

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第56番の泰山寺に到着

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泰山寺の城のような石垣

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泰山寺の本堂

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泰山寺の大師堂

 第54番の延命寺、第55番の南光坊と今治市内の2ヵ所をめぐり、今治駅前に戻る。
 再度の今治駅前の出発だ。
「さー、行くぞ!」とスズキ・アドレスV125Gにひと声かけて、さらに今治市内の札所をめぐっていく。
 第56番の泰山寺へ。ここの石垣は城のようだ。もともとは七堂伽藍の大寺で金輪山の山頂にあったのだが、寺の規模は縮小し、石垣を積んだ山麓の高台に移された。
 八十八ヵ所の寺にはそれぞれの栄枯盛衰があって、その歴史がじつに興味深い。
 泰山寺の本堂、大師堂と参拝し、つづいて第57番の栄福寺へ。アドレスを走らせ、田園の中の道を行く。アドレスV125Gは「通勤特急」でよく知られているが、今は「巡礼特急」だ。四国八十八ヵ所めぐりには最適のバイクといっていい。
 第57番の栄福寺は弘法大師開基の寺といわれている。大師が府頭山の頂で修行を重ね、その満願の日になると、海中から阿弥陀如来が現れた。その姿を彫り刻んだ像を本尊として堂宇を建てたという。
 ここでは灯明に火をつけるチャッカマンを買った。これで3本目。あらためて第1番の霊山寺から日数を重ねてここまでやってきたことを実感するのだった。
 第58番の仙遊寺には山道を登っていく。かなりきつい勾配なのだが、パワフルなエンジンのアドレスにとってはどうということもない。山上の仙遊寺からは今治の町並みを一望する。海(燧灘)もよく見える。ここでは団体さんと一緒になった。せかされるようにして本堂、大師堂と参拝した。団体さんが去っていくと境内には元の静けさが戻り、ウグイスの声が聞こえてくる。仙遊寺の宿坊には天然温泉がある。今度くるときはぜひともここで泊まりたいものだ。

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第57番の栄福寺に到着 栄福寺の本堂(正面)と大師堂(右) 栄福寺の大師堂

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第58番の仙遊寺の山門 仙遊寺本堂 仙遊寺の大師堂


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