アドレス日本巡礼[135]
投稿日:2014年9月13日
岸壁をよじ登る
県道26号で越える峠、馬越周辺の札所をめぐる。
まずは第72番の滝湖寺(りょうこうじ)へ。山門の仁王門には「笠ヶ瀧本坊」と書かれた看板が掲げられている。ここには宿坊もある。境内の一番奥に本堂があるが、背後にそびえる山の山中に奥の院の笠ヶ滝(かさがたき)がある。笠ヶ滝への道は「小豆島八十八ヵ所」の中でも、一番の難路になっている。
滝湖寺の本堂での参拝を終え、アドレスで山道を登っていく。急勾配の山道だ。終点の駐車場にアドレスを停め、いよいよ難路の遍路道に立ち向かっていく。鎖場に挑戦。「小豆島八十八ヶ所」の中でも鎖場があるのはここだけ。危険がともなうので、笠ヶ滝への参拝は8時から14時までとなっている。岸壁をよじ登り、洞窟内をくぐり抜け、山上近くに建つ笠ヶ滝にたどり着いた。そっからの眺めは絶景だ。
山上から下り、次に小馬越の集落にある第73番の救世堂(ぐぜどう)へ。ここの本尊は聖観音像だが、それは四国八十八ヵ所第86番の志度寺本尊の十一面観音像と兄弟になるという。流れついた同じ檜の霊木で、ともに彫り刻まれたものだという。こういうところにも四国八十八ヵ所と小豆島八十八ヵ所のつながりの深さがある。
つづいて第74番の円満寺(えんまんじ)、第75番の大聖寺(だいしょうじ)とめぐり、ふたたび馬越に戻ってきた。
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