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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[199]

投稿日:2014年12月7日

一宮のすごさ

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月17日

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和歌山城の本丸跡からの眺め

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日前神宮と国懸神宮の分岐点

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日前神宮を参拝

 和歌山城の本丸跡から和歌山の中心街を眺め、それを最後に和歌山城を出発。阪和道の和歌山IC方向への道をまっすぐ走り、紀伊の一宮、日前神宮と国懸神宮に行く。

 日前神宮と国懸神宮の両社は同じ境内にある。広い駐車場にアドレスを止めると、境内のうっそうとした森の中に入っていく。参道を歩くとT字にぶつかり、最初は右へ、日前神宮に手を合わせた。次にT字の左の神社、国懸神宮に手を合わせた。ともに似たような造り。両社の境内の静けさの中にいると、ここが和歌山の中心街に近い場所だとはとても思えない。これが一宮のすごさというものだ。

 日前神宮の読みは「ひのくまじんぐう」だが、近くの和歌山電鐵日前宮駅の読みは「にちぜんぐうえき」になる。このことからわもかるように、地元のみなさんは「にちぜんぐう」と呼んでいるようだ。

 なお紀伊の一宮には、もう2社ある。和歌山市内の和歌山電鐵伊太祈曽駅に近い伊太祁曽神社とかつらぎ町にある丹生都比売神社だ。この2社はまた次の機会にでもまわろう。

 今回の「西国三十三ヶ所めぐり」では、関西圏の全国(くに)、畿内の山城、大和、河内、和泉、摂津の5ヵ国と東山道の近江の1ヵ国、山陰道の丹波、丹後、但馬の3ヵ国、山陽道の播磨の1ヵ国、それと南海道の紀伊、淡路の2ヵ国、合計12ヶ国の一宮をまわるつもりにしている。

「一宮めぐり」をすると、日本の旧国がじつによくわかるようになる。

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日前神宮に奉納されている紀州の地酒 国懸神宮の鳥居 国懸神宮を参拝

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