アドレス日本巡礼[200]
投稿日:2014年12月9日
寺と神社の大きな違い
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月17日
紀伊の一宮、日前神宮と国懸神宮の参拝を終えると、和歌山城まで戻り、和歌山城角の交差点から国道42号を南下。和歌山の市街地を抜け、和歌浦の交差点を過ぎると、「西国33番」第2番札所の紀三井寺(きみいでら)に到着。門前の駐車場にアドレスを止めると駐車代として250円、取られた。土産物屋などが並ぶ紀三井寺の参道を歩き、朱塗りの楼門をくぐると、今度は拝観料として200円を取られた。寺社といっても、このあたりが寺と神社の大きな違い。一宮では駐車場代や拝観料を取られることはほとんどないが、「西国33番」の寺になると、無料の方が少ない。
まあそれはさておき、息を切らせて一直線の長い石段を登っていく。その途中に紀三井寺の湧水のひとつ、「清浄水」がある。境内にはそのほか「吉祥水」、「揚柳水」の3泉があり、それらが紀三井寺の寺名の由来になっているという。
全部で231段あるという石段を登り切り、左に行ったところに入母屋造本瓦葺の本堂がある。寺の創建は奈良時代の元亀元年(770年)とのことだが、正式な名称は金剛宝寺。本尊は十一面観音で秘仏になっている。本堂の参拝を終えると境内を歩いたが、ここからは万葉集にも詠われた景勝地の和歌浦を一望できる。
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