アドレス日本巡礼[206]
投稿日:2014年12月21日
飛鳥文化の中心地
「西国33番」第6番札所の壺坂寺からは来た道を引き返し、飛鳥を貫く国道169号を北へと走る。このあたりの高取町は昔からの「大和売薬」で知られている。中心地の土佐は大和国の国府所在地だといわれ、江戸時代は植村氏2万9000石の城下町だった。
近鉄の飛鳥駅前を過ぎ、岡寺駅近くで右折し、「西国33番」第7番札所の岡寺(龍蓋寺(りゅうがいじ))へ。古い家並みの残る岡の集落を走り抜け、岡寺(おかでら)に到着。時間は17時をわずかに過ぎていた。残念無念。岡寺の仁王門は17時で閉められてしまう。拝観料(300円)を払う窓口も閉まっていた。
ということで岡寺の参拝は扉の閉まった仁王門の前で済ませることにした。
岡寺の仁王門は慶長17年(1612年)建立の堂々とした造り。本堂にまつられている本尊の如意輪観音像に向かって手を合わせた。この如意輪観音像は高さが4・85メートルもある坐像で、日本でも最大級の塑像だという。
岡寺の周辺はまさに飛鳥文化の中心地。古代遺跡や数々の寺社、「明日香民俗資料館」や「万葉文化館」、「飛鳥資料館」などの資料館や博物館がある。そのうち石舞台古墳、酒船石、飛鳥寺と見てまわり、県道15号で桜井に向かった。
桜井に到着すると駅前の「王将」で「ラーメン定食」(787円)を食べ、「とみやま旅館」に泊まった。