アドレス日本巡礼[214]
投稿日:2015年1月7日
滋賀県最古の木造建築
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月18日
「西国33番」第12番札所の岩間寺から石山に下り、「西国33番」第13番札所の石山寺(いしやまでら)へ。駐車場代(200円)を払ってアドレスを駐車場に止め、拝観料(500円)を払って山門をくぐり抜けていく。境内で目立つのは硅灰石だ。白っぽいこの石が「石山寺」の寺名の由来になっている。
硅灰石の説明板には次のように書かれている。
硅灰石は石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用のために変質したものです。この作用によって通常は大理石になりますが、この石山寺のように雄大な硅灰石となっているものはきわめて珍しいものです。
石山寺の硅灰石は20mm大の短い柱状の結晶になったものや、5mm大のものが50mm大に集合したものがあって、表面は淡黄色あるいは淡褐色をしています。しかし新鮮なものは純白色をしています。
またこの硅灰石のほか大理石、ベーブ石、石灰岩からなる大岩塊は褶曲のありさまが明らかにわかるものとして貴重なものであり、国の天然記念物に指定されています。
石山寺の硅灰石は20mm大の短い柱状の結晶になったものや、5mm大のものが50mm大に集合したものがあって、表面は淡黄色あるいは淡褐色をしています。しかし新鮮なものは純白色をしています。
またこの硅灰石のほか大理石、ベーブ石、石灰岩からなる大岩塊は褶曲のありさまが明らかにわかるものとして貴重なものであり、国の天然記念物に指定されています。
この硅灰石につづく岩盤の上に本堂が建っている。国宝の本堂は平安中期に再建された内陣と慶長年間(1596年〜1614年)に増築された舞台造りの外陣から成り、滋賀県内では最も古い木造建築物だといわれている。
本尊は如意輪観音で、像の胎内には聖徳太子の念持仏が納められているという。秘仏で33年に1度、開扉される。次回の開扉は平成28年になる。
本堂の参拝を終えると、源頼朝の寄進といい伝えられている鐘楼と、国宝の多宝塔を見てまわった。多宝塔の建立は建久5年(1194年)。石山寺の多宝塔は日本各地で見られるものの中でもとくに優れて美しいといわれている。
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