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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[218]

投稿日:2015年1月13日

京都→京都の第2弾

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月19日

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「東横イン」を出発

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二条城

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上賀茂神社境内の清流

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上賀茂神社の二ノ鳥居

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上賀茂神社の盛砂

 5月19日、6時前に四条大宮の「東横イン」を出発。相棒のスズキの12ccスクーター、アドレスV125Gに「今日も頼むぞ」とひと声かけて走り出す。さ〜、西国33番の「京都→京都」第2弾目の開始だ。まずは京都市内の札所をめぐる。

 その前に一宮を参拝。京都府は山城と丹波、丹後の3国から成っているが、そのうちの山城国の一宮になる。

 四条大宮の交差点から堀川通をまっすぐ北に行く。二条城の前を通り、北大路通を横切り、賀茂川を渡って山城国の一宮、上賀茂神社に到着。一ノ鳥居をくぐると白砂の馬場と広々とした緑の神苑がひらける。見事な枝垂れ桜があり、花の季節の美しさが目に浮かぶ。

 二ノ鳥居をくぐると、細殿の前には白砂の盛砂(立砂)が2つある。向かって左が上座で、先端には雄株の松葉、右が下座で先端には雌株の松葉をさしてある。盛砂は神が降りるためのもの(神籬)だという。上賀茂神社の本殿の背後にそびえる神山(301m)がご神体で、神が鎮座する神南備山になっている。

 楼門をくぐり拝殿を参拝。境内にはそのほか何社もの摂社や末社がある。朝早くから多くの人たちがやってきて、ひとつづつの社を参拝する。こうして千年も千何百年も神への信仰が途切れずにつづいていると思うと胸が熱くなる。

 きれいに掃き清められた白砂、青々と茂る樹木、その中をサラサラと流れる清流。上賀茂神社を参拝して身も心も清められるようだった。

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上賀茂神社の手水舎 上賀茂神社の楼門 上賀茂神社の拝殿

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