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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[232]

投稿日:2015年2月20日

戦勝祈願の寺

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月20日

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箕面の山中に入っていく

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勝尾寺の山門

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勝尾寺の弁天池

「西国33番」第22番札所の総持寺の参拝を終えると、茨木からは国道171号→府道4号→府道43号で第23番札所の勝尾寺(かつおうじ)へ。アドレスを走らせ、箕面の山中に入っていく。大阪とは思えないような緑豊かな箕面の山々だ。

 勝尾寺に到着。拝観料の400円を払い、見事な枝ぶりの枝垂桜山のある門をくぐり抜け、広い境内に入っていく。弁天池を中心とする自然公園のような境内にはアジサイやシャクナゲの花が咲いている。湖畔には弁財天神社がまつられている。ここは関西有数の「花の寺」として知られている。

 勝尾寺の創建は古く、奈良時代の末期までさかのぼる。その後、源平の合戦で焼失した寺を再建した源頼朝以降、足利氏、豊臣氏など時代の覇者からの寄進を受け、戦勝祈願の寺として信仰されてきた。そして今は試験や選挙、商売、勝負、病気などに勝つ寺として、「勝ダルマ」を授かりに大勢の参拝者たちがやってくる。

 勝尾寺の8万坪という広大な境内を歩き、開山堂や薬師堂、多宝塔などを見てまわり、本尊の十一面千手観音像をまつる本堂を参拝する。本尊は秘仏だ。

 最後に大師堂に行く。ここにも第22番札所の総持寺と同じように、四国八十八ヶ所の「お砂踏み」がある。第1番の霊山寺、第2番の極楽寺、第3番の金泉寺…と札所の寺名を記した石に片足をのせてお詣りし、四国八十八ヵ所めぐりを終えるのだった。

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弁天池の弁財天神社 勝尾寺境内のシャクナゲの花 奉納された「勝ダルマ」

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勝尾寺の薬師堂 勝尾寺の多宝塔 勝尾寺の厄除の鐘

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勝尾寺の本堂 勝尾寺の大師堂 勝尾寺のお砂踏み

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