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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[247]

投稿日:2015年3月23日

日本のはじまり

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月21日

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伊弉諾神宮の大鳥居

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伊弉諾神宮の参道

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伊弉諾神宮の神門

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伊弉諾神宮を参拝

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豊かな緑の伊弉諾神宮

 淡路島の西海岸を県道31号で南下し、旧北淡町から旧一宮町に入る。

 アドレスで走っていると、線香の香りがそこはかとなく漂ってくる。このあたりがバイクの良さというもので、行く先々の土地の匂いを感じ取ることができる。江井がその中心になっているが、旧一宮町は日本一の線香の生産量を誇っているのだ。

 旧一宮町はその名のとおり、ここには淡路国の一宮、伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)がある。「伊勢へまいらば淡路をかけよ淡路をかけねばかたまいり」といわれたほどの伊弉諾神宮だ。

 海沿いの県道31号からわずかに内陸に入った多賀にある伊弉諾神宮に到着。大鳥居をくぐり、参道を歩く。広大な境内は楠や槇などの照葉樹がうっそうとおい茂り、豊かな自然をつくり出している。神門をくぐり、拝殿前で参拝した。

 伊弉諾神宮の祭神は伊弉諾大神と伊弉冉大神の2神。イザナギ、イザナミといえば、「記紀」(古事記と日本書紀)の国生み神話の男神と女神になる。

 淡路は「国生み神話」発祥の地。「記紀」によれば大八州国(日本のこと)のうち、一番最初にできたのが淡路になる。つづいて四国→隠岐→九州→壱岐→対馬→佐渡→本州という順番で日本国ができあがっていった。大八州国のうち、淡路、隠岐、壱岐、対馬、佐渡の5国が「一島一国」の島国になる。

 記紀伝説からもわかるように、淡路島は古代より人が住み着き、文化も進んでいた。

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