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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

アドレス日本巡礼[300]

投稿日:2015年7月6日

「湖東三山」をめぐる

西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月27日

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西明寺の山門

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西明寺の参道

 多賀大社の参拝を終えると、国道307号を南下し、西明寺、金剛輪寺、百済寺の「湖東三山」をめぐる。これらの3寺はすべて天台宗の古刹だ。

 まずは西明寺。山門をくぐったところで拝観料の500円を払い、緑豊かな参道を歩き、十一面観音像と奉納された小十一面観音像を見る。そして重文の二天門をくぐり、国宝の本堂を参拝。そのあと同じく国宝の三重塔と見事な庭園を見てまわった。

 西明寺は承和元年(834年)、三修上人の創建といい伝えられているが、国宝の本堂は鎌倉時代の初期、飛騨の匠によって建てられたという入母屋造檜皮葺の大建築。三重塔は鎌倉時代末期の建立。織田信長の兵火にあって西明寺の諸堂の大半と200余の坊舎が焼けたが、二天門と本堂、三重塔はかろうじて難を逃れて残った。

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西明寺の十一面観音像 奉納された小十一面観音像 西明寺の二天門

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西明寺の本堂 西明寺の三重塔 西明寺の庭園

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