アドレス日本巡礼[311]
投稿日:2015年8月3日
柏原宿から関ヶ原宿経由米原へ
西国三十三ヵ所めぐり 2009年5月28日
柏原宿を出発し、美濃国境へ。水田越しに伊吹山が大きく見える。国境の長久寺に到着。昔は長久寺という寺があったということだが、今はない。近江・美濃国境に到着。ここは「寝物語の里」で知られている。碑には次のように書かれている。
近江と美濃の国境は、この碑の東10メートル余にある細い溝でした。この溝をは挟んで両国の番所や旅籠があり、壁越しに「寝ながら他国の人と話し合えた」ので寝物語の名が生まれたと言われています。また。平治の乱(1159年)後、源義朝を追ってきた常盤御前が「夜ふけに隣り宿の話声から家来の江田行義と気付き奇遇を喜んだ」所とも、「源義経を追ってきた静御前が江田源蔵と巡り会った」所とも伝えられています。寝物語は中山道の古跡として名高く、古歌等にもこの名が出ていますし、広重の浮世絵にもここが描かれています。
近江・美濃国境を越えて美濃側に入り、今須宿を通り、関ヶ原宿へ。関ヶ原からはもう一度、近江に戻る。北国脇往還の国道365号を走り、木之本へ。その間は30キロ。JR北陸本線の木ノ本駅の旧駅舎前でアドレスを止めた。木之本からは国道8号で米原へ。木之本から米原までは25キロ。JR米原駅前に到着すると、駅前食堂「三松」で夕食の「お造り定食」(1100円)を食べ、駅近くの「近江屋旅館」に泊まった。
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