アドレス日本巡礼[346]
投稿日:2016年4月30日
箱根峠で折り返し
江ノ島入口の交差点から国道467号経由で藤沢宿に戻ると、東海道をさらに西へ。茅ヶ崎の大渋滞をすり抜け、相模川を渡って平塚宿へ。東海道の宿場の風情はほとんど残っていない平塚宿から大磯の松並木を走り抜け、酒匂川を渡って小田原宿までいく。
小田原からは国道255号で酒匂川を渡った飯泉へ。「坂東三十三ヵ所」第5番札所飯泉観音(勝福寺)の門前でアドレスを止めた。
仁王門の前に立つ案内板には次のように書かれている。
仁王門をくぐり、本尊の十一面観音をまつる本堂を参拝。境内には樹齢千年の大イチョウがある。梵鐘の銅鐘は地元小田原の鋳物師が造ったもの。北条氏の庇護を受けた小田原の鋳物業はおおいに栄え、江戸時代になっても関東の鋳物業の中心地になっていた。
飯泉観音の参拝を終えると、案内板にも出ている巡礼街道で国府津の国道1号に出た。そして国道1号で再度、小田原の町中に入っていく。
「西国三十三ヵ所めぐり」では札所めぐりをするだけでなく、関西をぐるりと見てまわった。「坂東三十三ヵ所めぐり」でも同じように、札所をめぐりながら関東を見てまわるつもりだ。ということで小田原からは国道1号で箱根峠まで行き、「峠返し」で折り返し、小田原に戻った。神奈川・静岡県境の箱根峠は古来、東国と西国を分ける峠でもあった。日本の大きな境目なのだ。