アドレス日本巡礼[347]
投稿日:2016年5月2日
我が家から15分
箱根峠の「峠返し」で小田原に戻ると国道1号で平塚へ。平塚から伊勢原の我が家に戻った。第1日目では、「坂東三十三ヵ所」のうち第1番札所から第5番札所までをめぐった。意気揚々とした気分で帰宅すると、まずは冷えたビールで乾杯!
翌6月9日は朝食を食べ、7時30分に我が家を出発。この「坂東三十三ヵ所めぐり」をするまでまったく気がつかなかったのだが、伊勢原というのは札所めぐりには絶好の位置にある。1番から4番までの鎌倉には直行すれば1時間ほどで行けるし、5番の小田原には1時間もかからずに行ける。さらにこのあとまわる6番は40分ほど、7番は30分もかからないで行ける。みなさんもそうだと思うが、地元のことというのは意外と知らないものだ。
スズキの125ccスクーター、アドレスV−125Gを走らせ、まずは我が家のすぐ近くにある相模の三宮の比々多神社を参拝。そして七沢温泉へ。ここは厚木市になるが、七沢温泉はふだん、よく行く温泉で我が家からは15分ほどの距離。アドレスを止めると、歩いて巡礼峠へ。その名の通り、第6番札所の飯山観音(長谷寺)への巡礼道なのだ。狭路の山道に入ると、すぐにゲート。猪や鹿除けのゲートで、自分で開けて自分で閉める。ほどなく巡礼峠に到達。そこからは山上道を歩いて飯山観音へ。山門には千社札が貼られている。境内にはイヌマキの古木。そして本堂を参拝。本尊は十一面観音だ。ここでは「日本一周中」だという人に会ったが、日本の海岸線を見てまわるのが好きだといっていた。今回、飯山観音には巡礼峠から山上道を歩いたが、県道64号→県道60号で行けば40分ほどで行ける。
飯山観音の参拝を終えると、七沢温泉に戻り、いったん我が家に帰る。コーヒーを1杯飲むと、第7番札所の金目観音(光明寺)へ。伊勢原から大磯方向への1本道の県道63号を走ると金目だ。七沢温泉と同じく15分ほどの距離。金目川沿いに金目観音はある。本尊は聖観音。今でこそ狭い境内にある金目観音だが、源頼朝以降の源氏の帰依が篤く、南北朝時代から室町時代にかけてはおおいに発展した。江戸時代には徳川家光の朱印状を受け、約2600坪の境内には多くの堂塔伽藍を構える大寺だった。それが明治元年の廃仏毀釈で一気に衰退することになる。
金目観音の参拝を終えると伊勢原の我が家に戻り、昼飯を食べるのだった。