アドレス日本巡礼[358]
投稿日:2016年5月21日
笠間探訪
6月14日。水戸駅南口の「東横イン」の朝食を食べ、8時に出発。アドレスのタイヤが新しくなったのがすごくうれしい。「坂東三十三ヵ所」第25番の大御堂へ。その途中では、前日に参拝した第23番の佐白観音(観世音寺)と第24番の雨引観音(楽法寺)にもう一度、寄っていく。
水戸から国道50号で笠間へ。前日は笠間は素通り同然だったので、今日はしっかりと見ようと「笠間探訪」を開始。第23番の佐白観音を参拝すると、次に「日本三大稲荷」の笠間稲荷へ。門前を歩き、豪壮な造りの楼門をくぐり、拝殿を参拝する。ちなみに「日本三大稲荷」というのは、伏見稲荷と豊川稲荷、それと笠間稲荷という数え方が一般的だが、おもしろいのは笠間稲荷のかわりに竹駒神社(宮城県岩沼市)や草戸稲荷(広島県福山市)、祐徳稲荷(佐賀県鹿島市)などが入る数え方もあることだ。豊川稲荷が落ちることもある。さらに「日本五大稲荷」の数え方もある。三大稲荷でも、五大稲荷でも絶対に落ちないのは伏見稲荷だけ。伏見稲荷大社は日本に3万社以上ある稲荷神社の総本社になっている。
笠間は盆地の町。地名は風間に通じ、山間の風の吹き溜まりという地形的な地名に由来するという。笠間は笠間氏の城下町だったが、笠間氏は戦国末期に滅亡。その城跡が佐白山(182m)に残っている。ということで佐白山麓公園から佐白山山頂までのハイキングコースを歩いてみた。入口の佐白山麓公園には「大石邸跡」碑が立っている。ここは「忠臣蔵」の大石内蔵助の祖父で、笠間藩の家老だった大石良欽の邸宅跡。その関係で大石内蔵助の銅像も建っている。佐白山を登ったところが笠間城址。天守跡が残り、佐志能神社がまつられている。ここには「笠間満州分村懐古之碑」も建っている。
笠間を後にすると国道50号から県道41号に入る。正面には筑波山が大きく見えている。そして第24番札所の雨引観音(楽法寺)を参拝。前日にひきつづいての参拝だ。雨引観音からはそのまま県道41号を走り、第25番札所の大御堂に向かう。関東の名山、筑波山がますます大きくなった。
笠間稲荷の門前 | 笠間稲荷の楼門 | 笠間稲荷に咲く花 |
笠間稲荷の拝殿 | 笠間稲荷に奉納された酒樽 | 佐白山麓公園 |
大石邸跡 | 大石内蔵助の銅像 | 佐白山へのハイキング道 |
佐白山山頂の笠間城天守跡 | 佐白山山頂の「笠間満州分村懐古之碑」 | 第24番雨引観音の山門 |
第24番雨引観音のアジサイ | 第24番雨引観音の本堂 | 筑波山が大きく見えている |