東北四端紀行[6]
投稿日:2017年2月1日
南端編 6 旧奥州街道の明神峠
2009年9月10日~10月9日
白河の南湖を歩いたあと、スズキのDR−Z400Sを走らせ、旧奥州街道の国道294号を南下する。国道289号との交差点から5キロほど行くと白坂宿に着く。そこは奥州街道の奥州側最南の宿場だ。
白坂から1キロほど行くと福島・栃木県境の明神峠に到着。ここには境の明神がまつられている。奥州側には住吉神社、関東(下野)側には玉津島神社。両社が国境を境に隣りあっている。またここには「二所ヶ関址」碑もある。明神峠を栃木県側に下ると寄居の集落。寄居宿は奥州街道の関東側最北の宿場になる。さらに国道294号を下っていくと芦野。ここも奥州街道の宿場だ。
芦野には西行ゆかりの「遊行柳」が残されている。熱狂的な西行ファンの芭蕉も「奥の細道」では、当然のことのように立ち寄っている。その「遊行柳」の奥には小さな祠の湯泉神社があるが、祠前には「上の宮のイチョウ」で知られている大イチョウ。樹齢400年とのことだが、根回り6メートル、樹高は35メートルというとてつもない巨木だ。
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