奥州街道を行く! [17]
投稿日:2017年5月22日
復路編を開始
「北海道遺産めぐり」の「北海道一周」を終え、函館に戻ってきたのは2009年10月25日のことだった。スズキDR−Z400Sで4070キロを走った。その夜は函館駅前の「東横イン」に泊まった。
翌10月26日は函館の朝市を歩き、「どんぶり横丁」の「あけぼの食堂」で朝食。「トロサーモンいくら丼」(1260円)を食べた。
函館の駅前を出発し、函館港のフェリー埠頭へ。7時45分発の青森港行き津軽海峡フェリーの「びなす」に乗船。11時15分に青森港に到着。青森港のフェリー埠頭から青森駅前に行き、そこを出発点にして、奥州街道の復路編を開始した。
青森駅前から国道7号に出ると、東京方向へと走る。500メートルほど走ると左手に青森県庁があるが、その前が東北の2大幹線国道、国道4号と国道7号の終点になる。国道4号の起点は東京・日本橋で、国道7号の起点は新潟だ。この地に立つと、「国道4号、ここより始まる!」といった高揚した気分になる。
国道の脇には「国道の碑」と「道路標石」が建っているが、「国道の碑」には次のように書かれている。
その国道4号を左折して合浦公園に行く。「合浦」で「がっぽ」と読むが、ここは明治期にできた青森市を代表する公園。青森の桜の名所として知られている。白砂青松の海浜公園で、ここには600本の松がある。目の前の青森湾は波ひとつない静かな海。
合浦公園からは海沿いの奥州街道に入り、松並木が残る野内宿を通り、国道4号に合流すると浅虫温泉へ。ここでは道の駅「浅虫温泉 ゆ〜さ浅虫」の展望風呂「はだか湯」に入った。湯につかりながら青森湾を一望できる絶景湯だ。