カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

温泉めぐり日本一周[47日目]

投稿日:2017年9月5日

甲府盆地は絶景湯の連続

甲信編 23日目(2006年12月23日)

 増富温泉「不老閣」の朝湯に入り、凍み豆腐、花豆、青菜の和え物、ふきのとう、ラジウム卵、漬物、ご飯、味噌汁といった朝食を食べる。ご飯は十穀米。ラジウム卵はここの名物で、ラジウム泉でゆでたもの。大きな花豆が甲州の山里を感じさせる。

 出発は9時。信州峠まで行き、「峠返し」で甲府盆地に下っていく。その途中では山中の一軒宿、黒森温泉に寄ったが、まだ湯をわかしていないということで入れなかった。

 第1湯目は中央道の須玉ICに近い須玉温泉「須玉の湯」。10時30分のオープンと同時にやってきたので、入浴客はぼく一人。大浴場と大露天風呂を独り占め。次にやってきた人は露天風呂の湯につかりながら文庫本を読み始めた。

 第2湯目は穴山温泉「能見荘」の湯。こじんまりとした浴室の湯につかる。無色透明無味無臭の湯。きれいな庭園。茅ヶ岳が目の前に見える。

 第3湯目は韮崎温泉「ゆ〜ぷるにらさき」の湯。大浴場と露天風呂。冬の弱々しい日の光を浴びながら露天風呂の湯につかる。ここは建築家のお遊びのような建物。温泉につかりながら身も心もくつろげるような建物ではない。まあ、よそ者がとやかくいうことはないのだろうが。

 第4湯目は白山温泉。国道20号から武田橋で釜無川を渡り、高台を登ったところに日帰り湯の「武田乃郷 白山温泉」がある。内風呂と露天風呂はともに「絶景湯」。正面に茅ヶ岳、左手に八ヶ岳、右手には金峰山を中心とする奥秩父連峰の山々を眺める。湯から上がると昼食。インスタントラーメンの「豚骨醤油ラーメン」と魚肉ソーセージ、カマンベールチーズを食べた。このあたりの武田の里が武田氏発祥の地。湯から上がると、武田氏をまつる武田八幡神社を参拝した。

 韮崎からは県道6号で甲府方向へ。

 第5湯目は湯めみの丘温泉の日帰り湯「湯めみの丘」。ここは源泉掛け流し。豊富な湯量。源泉の湯温は44度。露天風呂からは南アルプスの山並みを眺める。絶景湯だ。

 第6湯目は双葉温泉の日帰り湯「百楽泉」。大浴場の寝湯に横たわりながら、浴室のガラス越しに、夕日に染まった南アルプスの山並みを眺めた。ここは山登りの帰りの人たちで混み合っていた。

 第7湯目は神乃湯温泉「ホテル神乃湯」。ここの露天風呂からは夕日に染まった富士山を眺めた。このあたりは春は梅の名所だという。

 第8湯目は山宮温泉の日帰り湯「山宮温泉」。やわらかな肌ざわりの湯。アルカリ性の温泉で、「美人の湯」で知られている。山宮温泉を最後にふたたび県道6号で韮崎に戻ったが、そのまま甲府方向に行けば甲信編の3日目で泊まった湯村温泉に出る。

 韮崎からは国道52号を南下。増穂の追分で国道140号に入り、甲府方向に向かっていく。

 第9湯目は甲西温泉の日帰り湯「やまなみの湯」。土曜日の夜ということもあったのだろうが、すさまじい混み方。茶色っぽい湯につかると、まるで弾き飛ばされるように早々に退散した。

 第10湯目は三珠温泉の日帰り湯「みたまの湯」。「やまなみの湯」と似たような温泉施設で大浴場はやはりワサワサと混んでいた。大露天風呂の方は寒さがきついからなのだろう、それほどでもなかった。湯も温め。湯の色は濃い赤茶色。あまり見ることのできないような色。そんな湯につかりながら甲府盆地の夜景を眺めた。湯から上がると夕食。食堂も混みあっていたが、なんとか席を確保し、「うな重」を食べた。

「みたまの湯」を出発したのは20時15分。宿は一之橋温泉の温泉旅館「一之橋館」。ここは甲信編の第2日目で泊まった温泉宿。国道140号を一気に走り抜け、宿に到着したのは21時15分。すっかり遅くなった到着を詫び「宿湯」に入る。「勝手知ったる我が家の湯」といった感じでリラックスできた。浴室に這い上がって聞こえてくる笛吹川のせせらぎがよけいいい気分にしてくれた。

本日のデータ 料金等は当時のものです
朝湯 増富温泉「不老閣」
朝食 増富温泉「不老閣」 凍み豆腐、花豆、青菜の和え物、ふきのとう、ラジウム卵、漬物、ご飯、味噌汁
9時 増富温泉「不老閣」を出発
黒森温泉(入れず)
信州峠(峠返し)
399湯目 須玉温泉「須玉の湯」(1000円)
400湯目 穴山温泉「能見荘」(500円)
401湯目 韮崎温泉「ゆ〜ぷるにらさき」(700円)
402湯目 白山温泉「武田乃郷 白山温泉」(600円)
昼食 白山温泉「武田乃郷 白山温泉」 「インスタントラーメン」、魚肉ソーセージ、カマンベールチーズ
403湯目 湯めみの丘温泉「湯めみの丘」(700円)
404湯目 双葉温泉「百楽泉」(600円)
405湯目 神乃湯温泉「ホテル神乃湯」(1000円)
406湯目 山宮温泉「山宮温泉」(500円)
407湯目 甲西温泉「やまなみの湯」(500円)夜間割引
408湯目 三珠温泉「みたまの湯」(750円)
夕食 三珠温泉「みたまの湯」 「うな重」(1480円)
21時15分 一之橋温泉「一之橋館」(1泊朝食7000円)
本日の走行距離数 167キロ
本日の温泉入浴数 10湯

増富温泉「不老閣」の朝湯に入る「不老閣」の朝食黒森温泉には入れず

増富温泉「不老閣」の朝湯に入る 「不老閣」の朝食 黒森温泉には入れず

山梨・長野県境の信州峠で峠返し南アルプスの山々を見ながら走る須玉温泉「須玉の湯」

山梨・長野県境の信州峠で峠返し 南アルプスの山々を見ながら走る 須玉温泉「須玉の湯」

穴山温泉「能見荘」の入口穴山温泉「能見荘」「能見荘」の湯

穴山温泉「能見荘」の入口 穴山温泉「能見荘」 「能見荘」の湯

「能見荘」の湯に入る韮崎から見る八ヶ岳韮崎温泉「ゆ〜ぷるにらさき」

「能見荘」の湯に入る 韮崎から見る八ヶ岳 韮崎温泉「ゆ〜ぷるにらさき」

白山温泉白山温泉の湯白山温泉の昼食

白山温泉 白山温泉の湯 白山温泉の昼食

湯めみの丘温泉「湯めみの丘」双葉温泉「百楽泉」夕日に染まる甲州の山々

湯めみの丘温泉「湯めみの丘」 双葉温泉「百楽泉」 夕日に染まる甲州の山々

神乃湯温泉「ホテル神乃湯」山宮温泉甲西温泉「やまなみの湯」

神乃湯温泉「ホテル神乃湯」 山宮温泉 甲西温泉「やまなみの湯」

三珠温泉「みたまの湯」「みたまの湯」の「うな重」

三珠温泉「みたまの湯」 「みたまの湯」の「うな重」  

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