ジクサー150分割日本一周[05]
投稿日:2020年5月15日
三陸鉄道の全線に乗った
2017年2月21日5時30分、釜石駅の「ホテルフォルクローロ」を出発。
駅前の「ローソン」でお茶とおにぎり、朝刊を買うと、三陸鉄道の一番列車に乗り込む。車内でおにぎりを食べ、岩手県の地方紙の「岩手日報」を読んだ。
盛(大船渡市)行きの一番列車は6時15分発。1両編成のディーゼルカーで乗客はぼく一人。発車すると、夜明けの釜石の町を走り抜けていく。
唐丹湾に面した唐丹駅で2人の女子高生が乗った。
吉浜駅では吉浜湾に昇る朝日を見た。
三陸駅では越喜来(おきらい)湾を赤々と染める朝日を見た。
綾里駅ではかなりの人が乗った。
列車は綾里駅を過ぎると、綾里峠を貫くトンネルを抜け、大船渡湾に出る。海の向こうに大船渡の町並みが見える。
7時02分、終点の盛駅に到着。これで三陸鉄道の北リアス線と南リアス線の全線に乗った。
この2年後の2019年3月23日、東日本大震災から8年目にして復旧工事の終わったJR山田線の「宮古〜釜石」間は三陸鉄道に移管され、「盛〜久慈」間がリアス線として1本の鉄路になった。「盛〜釜石」間の南リアス線が36・6キロ、「釜石〜宮古」間の旧山田線が54・4キロ、「宮古〜久慈」間の北リアス線が71・0キロで、三陸鉄道は全長162キロの長距離路線になった。
1両編成の列車。乗客は自分一人 | 車内で岩手県の地方紙「岩手日報」を読む | 6時15分、夜明けの釜石駅を発車 |
吉浜湾に昇る朝日を見る | 越喜来湾に昇る朝日を見る | 大船渡の町並みを見る |
大船渡湾の一番奥を通る | 7時02分、終点の盛駅に到着 | 三陸鉄道終点の盛駅に降り立った! |
2019年の東北一周
2019年8月には、Vストローム250で「東北一周」をした。
この時、大船渡の「ルートイン」に宿をとり、三陸鉄道の「盛〜宮古」間を往復した。
2019年8月4日、盛駅発16時53分発の宮古行きに乗り、釜石、鵜住居、大槌、陸中山田を通って19時27分に宮古駅に到着。すぐさま上り列車に乗り換え、21時51分に盛駅に戻ってきた。
翌8月5日には、Vストローム250を走らせ、盛から久慈まで国道45号を走り、その間の主な三陸鉄道の駅を見てまわった。
三陸鉄道はこの年、2019年10月12日の台風19号で大きな被害をうけたが、不死鳥のように蘇り、2020年3月20日には全線が復旧した。今度は三陸鉄道の全線、「盛〜久慈」間の往復乗車をしようと思っている。