ジクサー150分割日本一周[07]
投稿日:2020年5月19日
前谷地駅周辺をプラプラ
JR気仙沼線の気仙沼駅からBRT(バス輸送システム)に乗って終点の前谷地駅に到着。ここからは石巻線で東北本線の小牛田駅に向かうのだ。
小牛田行きの発車まで40分ほどあるので、前谷地駅の駅前の店でパンを買って食べ、駅の周辺をプラプラ歩いた。
前谷地駅に戻ると、前谷地駅を中心にしたJRの路線図を見る。それと次のように書かれた駅名の由来が掲げられている。
前谷地という地名の由来は、アイヌ語の「モイ・ヤチ」が転訛したものだといわれています。「モイ」は「穏やかな」とか「静かな」という意味で、「ヤチ」は「沢」とか「湿地」、またはそのまま「谷地」を表す言葉です。すなわち前谷地とは「穏やかな湿地」という意味です。
また、別の説では、かつてこの地は荒漠とした谷地(湿地)で、駅の南側の北村にある古刹・箱泉寺では、この一帯を「前の谷地」と呼んでいましたが、それが現在の地名の由来になったといわれています。
丘のような山並みに、ゆったりと包まれて広がる前谷地の野は、現在では美しい田園がうち続く県下屈指の穀倉地帯になっています。そして秋になれば、一面の黄金田が風に揺れる豊かな風景が見渡せます。
この地名の由来を受けて、大正元年(1912年)10月28日、石巻線が当地に開通した時、前谷地駅が開業しました。
前谷地駅からは石巻線の12時16分発の小牛田行きに乗る。2両編成のディーゼルカーだ。小牛田駅到着は12時36分。小牛田駅からは12時50分発の東北本線仙台行きに乗った。
前谷地駅の駅前通りを歩く | JR気仙沼線と石巻線の前谷地駅 | 前谷地駅の時刻表。ここにはBRTの発車時刻はのっていない |
前谷地駅を中心とした路線図と運賃表 | 前谷地駅の駅名の表示板 | 前谷地駅のホーム。かつてはこれだけ長いホームが必要だった |
前谷地駅12時16分発の石巻線小牛田行きに乗る。2両編成のディーゼル | 12時36分、小牛田駅に到着 | 小牛田駅12時50分発の東北本線仙台行きに乗る |
列車旅での「東北一周」終了
仙台到着は13時45分。駅の周辺を歩いたが、強風が吹き荒れ、小雪が舞った。
仙台駅に戻ると、駅構内の「牛たん駅弁屋」で「牛たん丼」を買った。それを持って、14時44分発の東京行きの東北新幹線「やまびこ144号」に乗った。列車が動き出すと、すぐさま「牛たん丼」を食べるのだった。
東京駅到着は16時48分。これにて「東北一周」、終了。
じつにおもしろい列車旅での「東北一周」だった。
花巻の「IWATEモーターサイクルフェスタ」ではスズキのジクサー150に出会えたし、青森では「いくら丼」を食べられたし、三陸鉄道の全線に乗れた。BRTにも乗れた。
(こうして2017年版の鉄道旅での「東北一周」は終わりましたが、ひきつづいて2018年、2019年と2年連続で列車旅での「東北一周」をやっています。今年もカソリ、2020年版の列車旅での「東北一周」をやろうと思っています)
仙台駅の中央改札口 | 仙台駅の駅前 | 仙台駅を見る |
仙台駅のまわりを歩く。雪がチラチラ舞っている | 仙台駅の「牛たん駅弁屋」で「牛たん丼」を買う | 仙台駅14時44分発の東北新幹線「やまびこ144号」に乗る |
「やまびこ144号」に乗るとすぐさま「牛たん丼」を食べた | 「やまびこ144号」は関東平野を突き進む。関東は快晴 | 16時48分、東京駅に到着。「東北一周」が終わった! |