ジクサー150分割日本一周[36]
投稿日:2020年7月6日
西ノ島の別府港に到着
14時25分に境港を出港した隠岐汽船のフェリー「しらしま」は、境水道から美保湾を進み、島根半島東端の地蔵崎をぐるりと回り込んで日本海に出る。
本土は遠ざかり、前方には隠岐が霞んで見えている。いよいよ島根県の第3番目の国、「隠岐国」の旅が始まる。
日本には5国の島国があるが、山陰道の隠岐のほかの4国というと、北陸道の佐渡国、南海道の淡路国、西海道の壱岐国、対馬国になる。
境港を出港してから2時間ほどたったところで、同じ隠岐汽船のフェリー「おき」とすれ違った。フェリー「おき」は境港ではなく、島根半島の日本海側の七類港と隠岐を結んでいる。前方に目をやると、隠岐の島々がはっきりと見えている。
フェリー「しろしま」は島前の知夫里島にどんどんと近づいていく。その背後には西ノ島の焼火山が見える。特徴のある山の姿だ。
知夫里島の沖を通過し、西ノ島と中ノ島の間の海に入っていく。小波もなく、鏡のような水面だ。
17時05分、フェリー「しろしま」は、西ノ島の別府港に到着。10分ほどで島後の西郷港に向けて出港した。
隠岐は島前と島後から成っているが、島後はひとつの島で、島名はない。島名のない島の中では日本最大。「島後」が定着している島名なのかもしれない。
別府の町をひとめぐりしたところで、別府港前の「ホテル隠岐」に行く。ここが今晩の宿。隣接する食事処「磯四季」で夕食にする。
まずは生ビールで隠岐に乾杯だ。隠岐に上陸したのがうれしくて、つづいて2杯目でも、「隠岐に乾杯!」。3杯目は「たこの唐揚げ」をつまみにして飲み干した。
「磯四季」での夕食は「いくらちらし」。この「いくらちらし」は隠岐の地酒「八千代」を冷で飲みながら食べた。無性に飲みたくなった隠岐だった。
別府港に到着 | 別府港に上陸したジクサー150 | 別府港の岸壁からフェリー「しらしま」を見る |
別府港を出港するフェリー「しらしま」 | 別府港前の「八千代」の醸造元 | 別府港前の「ホテル隠岐」に泊る |
隠岐に乾杯! | 生ビールのつまみは「たこの唐揚げ」 | 夕食は「いくらちらし」 |