ジクサー150分割日本一周[61]
投稿日:2020年8月5日
壱岐国に上陸
「日本三大松原」の虹の松原から唐津の町に戻ると、夕日に照らされた唐津城を見る。
唐津の食堂「はちばん」で「とんかつ定食」の夕食を食べると、20時40分発の九州郵船のフェリー「あずさ」に乗船。壱岐の印通寺港に向かった。これが最終便だ。
ところで唐津は佐賀県だが、壱岐は長崎県になる。壱岐からさらに対馬に渡る予定だが、対馬も長崎県になる。
旧国でいうと佐賀県と長崎県は肥前だが、壱岐と対馬は別。それぞれが一国をなし、壱岐は壱岐国、対馬は対馬国になる。
九州編の冒頭でもいったことだが、それをもう一度、繰り返す。
九州は筑前、筑後、豊前、豊後、肥前、肥後、日向、薩摩、大隅の9国から成っているので「九州」なのだが、さらに壱岐、対馬の2国の島国があるのだ。
九州は全部で11ヵ国になるので、ほんとうは「十一州」とか「十一国」といわなくてはいけない。さもなければ北海道風に、七道の西海道を使って、「西海道」というべきなのだ。
しかし、九州が定着している今、9を11には代えられない。「九州女の深情け」が「十一州女の深情け」になったら、何のことやらわからない。「九州男児」も同様だ。「十一州男児」では、やはり何のことやらわからない。ということで、ほんとうは十一州なのだが、九州にしておこう。
壱岐の印通寺港到着は20時25分。フェリー「あずさ」は唐津東港と印通寺港の間を往復している。
壱岐に上陸したのはいいが、印通寺港の周辺では宿をみつけられなかった。
それではと、印通寺港から国道382号で壱岐の中心、郷ノ浦へ。郷ノ浦に到着したのは23時。23時の宿探しを開始。ありがたいことにほとんど探しまわることもなく、「壱岐第一ホテル」に泊まれた。部屋に入ると、まずは缶ビールで「壱岐に乾杯!」