カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[72]

投稿日:2020年8月24日

九州一周編 20(2017年4月22日)

ヤマネコに注意!

比田勝からは県道39号を行く

比田勝からは県道39号を行く

ハングルの注意書き

ハングルの注意書き

「ツシマヤマネコに注意!」

「ツシマヤマネコに注意!」

東海岸の海を見る

東海岸の海を見る

真珠の湯温泉に入る

真珠の湯温泉に入る

 対馬北部の中心地、比田勝からは県道39号を南下する。対馬の東海岸を南下するルートだが、山がちの風景で、山また山といっていい。平地はほとんどない。海はあまり見えない。

 目についたのは「ヤマネコに注意」の標識。対馬にだけ生息するツシマヤマネコのことだ。野生のツシマヤマネコは国の天然記念物に指定されている。

 舟志、一重、佐賀と東海岸の漁港を通り、国道382号に合流。このルートは「島めぐり日本一周」(2001年〜2002年)の時にも走ったが、一重と佐賀の間では茶屋隅峠を越えた。神山(345m)近くの峠で、狭路の曲がりくねった峠道にはずいぶんと手こずった。それが今では峠のトンネルを一気に走り抜けていく。

 国道382号で厳原へ。万関瀬戸を渡り、真珠の湯温泉に入る。「対馬グランドホテル」に隣り合って日帰り湯の「真珠の湯」がある。対馬にはほとんど温泉がないので、ここは貴重な存在だ。

「真珠の湯」から上がると、夜の厳原の町に入っていく。

 厳原は対馬の国府が置かれたところで、江戸時代は宋氏10万石の城下町。今でも残る武家屋敷や藩校「日新館」の門などが、「城下町厳原」を強く印象づける。

 厳原港近くの「すしや」で握りずしを食べた。ここは回転ずしの店だが、セットの「松」(1200円)はよかった。店内はほぼ満員で、大半が韓国人旅行者。韓国人も握りずしは好きだという。店内には騒々しいほどに、韓国語が飛びかっていた。

 今晩の宿はオープンしたばかりの「東横イン」。宿泊客の大半は韓国人旅行者。フロントの女性は流暢な韓国語を話し、館内には韓国語が飛びかっていた。

「東横イン」にチェックインすると、夜の町に出る。

 食堂というよりも居酒屋の「めしや」に入る。ここでは対馬の地酒「やまねこ」を飲み、焼魚と焼きうどんを食べた。店を出ると、ほろ酔い気分で厳原の町を歩き、「東横イン」に戻るのだった。

厳原の「すしや」で夕食「すしや」の握りずしセット厳原の「めしや」

厳原の「すしや」で夕食 「すしや」の握りずしセット 厳原の「めしや」

対馬の地酒「やまねこ」を飲む焼魚と焼きうどんを食べる焼魚と焼きうどんを食べる

対馬の地酒「やまねこ」を飲む 焼魚と焼きうどんを食べる 焼魚と焼きうどんを食べる

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