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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[108]

投稿日:2020年10月16日

九州一周編 56(2017年4月28日)

豊後の一宮「西寒田神社」

大分の中心街に戻ってくる

大分の中心街に戻ってくる

豊後の一宮、西寒田神社に到着

豊後の一宮、西寒田神社に到着

西寒田神社の石橋

西寒田神社の石橋

西寒田神社の藤棚

西寒田神社の藤棚

西寒田神社を拝殿

西寒田神社を拝殿

西寒田神社を拝殿と本殿

西寒田神社を拝殿と本殿

 豊後の一宮、柞原(ゆすはら)八幡宮の参拝を終えると、大分駅前に戻った。

 大分駅からはJR日豊本線のほかに、熊本に通じる豊肥本線と久留米に通じるJR久大本線が出ている。久大本線の大分駅の次は古国府(ふるこう)駅。駅の周辺の地名は古国府で、その地名通り、このあたりに豊後の国府が置かれた。

 久大本線の古国府駅の次は南大分駅、その次は賀来駅で、その次は豊後国分駅になる。豊後国分駅の近くには、豊後国分寺跡がある。

 豊後の一宮には、もう1社ある。西寒田(ささむた)神社だ。ここはちょっとわかりにくいが、大分駅前から国道10号→国道210号→県道41号で行ったあたりにある。大分駅のほぼ真南だ。神社境内の藤が満開で、「ふじまつり」が開催されていた。朝早くから次々と、地元の人たちがお参りにやってくる。

 西寒田神社の祭神は西寒田(ささむた)大神、伊弉諾(いざなぎ)尊、伊弉冉(いざなみ)尊など9神。主神の西寒多大神は天照(あまてらす)大神、月読(つきよみ)尊、天忍穂耳(あめのおしほみ)命の総称だ。多士済々の神々がまつられているので、西寒田神社はすべての願い事をかなえてくれるという。それが魅力で、こうして朝早くから大勢の人たちがやってくるのだろう。

 豊後の一宮は柞原八幡宮と西寒田神社の2社だが、この2社で豊後の一宮の座を争ったこともあるという。大分の町をはさんでの2社の一宮争いというのは興味深い。

西寒田神社の校倉造りの神庫西寒田神社を一望する国道210号沿いの「ジョイフル」で朝食

西寒田神社の校倉造りの神庫 西寒田神社を一望する 国道210号沿いの「ジョイフル」で朝食

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