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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[109]

投稿日:2020年10月17日

九州一周編 57(2017年4月28日)

筑後平野が広がっている

国道210号で水分峠へ

国道210号で水分峠へ

豊後の名湯、天ヶ瀬温泉

豊後の名湯、天ヶ瀬温泉

天ヶ瀬温泉「薬師湯」の料金箱

天ヶ瀬温泉「薬師湯」の料金箱

 豊後の「一宮めぐり」を終えると、大分から国道210号を行く。青空の下、ジクサー150で気分よく走る。

 由布院に向かっていくと、豊後富士の由布岳(1583m)がきれいに見えてくる。さすが「豊後富士」。

 由布院温泉を通り過ぎ、水分峠を越えて日田へ。その途中では別府温泉、由布院温泉と並ぶ「豊後三湯」のひとつ、天ヶ瀬温泉の温泉街に入っていく。筑後川上流の玖珠川の両岸に温泉宿が立ち並んでいる。河岸の混浴露天風呂「薬師湯」(入浴料100円)に入った。最高の気持ち良さ。体の疲れがスーッと抜けていく。湯につかりながら目の前を流れていく玖珠川を眺めた。混浴とはいっても、入浴客はぼく一人。貸し切り湯のようなものだ。

 天ヶ瀬温泉から日田盆地の中心地、日田へ。ここで久住山を源とする玖珠川と阿蘇山を源とする大山川が合流して三隈川となる。大分県から福岡県に入ったところで九州一の大河、筑後川になる。

 国道210号で県境を越えて福岡県に入ると風景は一変。前方には広々とした筑後平野が広がっている。

 筑後平野を走り、久留米の国道3号との交差点まで行ったところで折り返し、日田に戻った。筑後は平野、豊後は山地と、対照的な風景。趣のある日田の町中をジクサー150で走り、「水郷日田」を見てまわる。周囲の山々は「日田美林」で覆いつくされている。

天ヶ瀬温泉の混浴露天風呂「薬師湯」に入る国道210で県境を越えて福岡県に入る国道210号で久留米へ。筑後平野が開ける

天ヶ瀬温泉の混浴露天風呂「薬師湯」に入る 国道210で県境を越えて福岡県に入る 国道210号で久留米へ。筑後平野が開ける

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