ジクサー150分割日本一周[122]
投稿日:2020年11月13日
仙台市に入った
亘理町の荒浜を出発し、県道10号を行く。
亘理大橋で阿武隈川を渡って岩沼市に入り、仙台空港の滑走路の下を貫くトンネルを抜けて名取市に入った。
県道10号を右折して名取川河口の閖上へ。ここも荒浜同様、東日本大震災の大津波で大きな被害を受けたところだ、閖上の復興は遅々として進まなかったが、ここへきて一気に復興の速度を上げている。日和山に登ると、そこからは完成した水産加工場や盛り土した造成地に建ち始めた災害公営住宅が見える。伊達政宗が掘らせたという運河の貞山堀の護岸工事も進んでいた。
県道10号の閖上大橋で名取川を渡り、仙台市に入った。仙台市内の県道10号のかさ上げ工事はすでに始まっている。仙台市内の約10キロ間、現在の県道10号の海側に、新たに高さ6メートルのかさ上げ道路をつくり、震災時、仙台東部道路が果たしたのと同じような堤防の役目を果たす計画。盛り土には震災瓦礫を使用するという(このかさ上げされた県道10号の新道はほぼ完成している)。
その途中で県道10号を右折して、仙台市若林区の荒浜に行く。旧荒浜小学校は震災遺構として、そのままの姿で残されている。荒浜には一軒の家も残っていないが、海沿いの道を北に行くと、以前は水中に没していた地点が海岸公園になっていた(荒浜の被災地跡も震災遺構になって残されることになった)。
荒浜から県道10号に戻ると、七北田川を渡り、国道45号に合流した。