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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[223]

投稿日:2021年6月25日

北海道一周編 41(2020年4月14日)

「奥行臼歴史の里」を見る

 根室駅前を出発。国道44号で厚床へ。厚床からは国道243号を行く。交通量の少ない快走路。国道243号と国道244号の分岐点にある奥行PAでジクサー150を止めた。ここには「奥行臼歴史の里」。PAにはその案内図が立っている。

 別海町南部に位置する奥行臼地区(現・奥行地区)は、古くから別海市街、別海海岸部、根室市、浜中町を結ぶ交通の要所であり、旧国鉄奥行臼駅、奥行臼駅逓所、旧別海村村営軌道風連線という時代の異なる3つの交通産業遺産が集中して残る地区です。

 このような説明書のある案内図には、奥行臼駅と奥行臼駅逓所、旧村営軌道のレールバスと機関車の写真が載っている。さっそく奥行臼駅、奥行臼駅逓所、保存されているレールバスと機関車を見てまわった。

 奥行臼駅の案内板には次のように書かれている。

 根室原野の開拓と産業の振興をはかるために敷設された標津線は、まず1933年(昭和8年)12月1日に厚床駅〜奥行臼駅〜西別駅間23・8キロが開通した。当奥行臼駅は西別駅(後に別海駅)とともに、標津線開通時に開業した駅であり、最も古い歴史を誇っていた。1989年(平成元年)4月30日に廃止されるまでの56年間、本町(別海町)の南の玄関口として奥行・上風連地区の産業・生活・文化の発展に重要な役割を果たしてきた。
 本駅舎は昭和初期の建築様式の原型を留め、廃止された標津線の駅の中で現存する唯一のものである。後略

 つづいて「奥行臼駅逓所」に行ったが、4月30日までは冬期閉鎖で中は見られなかった。保存されている機関車とレールバスにはブルーシートがかけられていた。

厚床から国道243号を行く奥行PAでジクサー150を止める。奥行臼にはまだ雪が残っている奥行臼の案内板

厚床から国道243号を行く 奥行PAでジクサー150を止める。奥行臼にはまだ雪が残っている 奥行臼の案内板

奥行臼の標津線の跡奥行臼駅奥行臼駅に残る駅名の表示板

奥行臼の標津線の跡 奥行臼駅 奥行臼駅に残る駅名の表示板

奥行臼駅逓所保存されている機関車保存されているレールバス

奥行臼駅逓所 保存されている機関車 保存されているレールバス

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