カソリング

生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[285]

投稿日:2022年3月18日

関東一周編 13(2020年5月12日)

房総3国の一宮めぐり

 下総→上総→安房という順番で、房総3国の「国府めぐり」を終えた。つづいて房総3国の一宮をめぐる。

 まずは安房の一宮だ。

 安房の国府所在地の館山から、房総半島南西端の岬、洲崎へ。ここは内房と外房の境目になっている。高台上の灯台を見た後、灯台下の「森田屋」で「ところてん」を食べた。

洲崎の灯台洲崎の「森田屋」の「ところてん」安房の一宮の洲崎神社

洲崎の灯台 洲崎の「森田屋」の「ところてん」 安房の一宮の洲崎神社

安房の一宮の安房神社

安房の一宮の安房神社

 洲崎からは房総フラワーラインを行く。

 岬の近くの洲崎神社が安房の一宮。長い石段を登り参拝。社殿の裏山は照葉樹の森になっている。

 房総フラワーラインで外房海岸を走り、国道410号に出ると、安房神社へ。ここも安房の一宮。安房の一宮には、洲崎神社と安房神社の2社ある。安房神社は洲崎神社よりもはるかに大きな神社で、その周辺は「野鳥の森」になっている。

 房総半島最南端の野島崎では、厳島神社入口の食堂「三愛」で「なめろう丼」を食べた。なめろうは房州の郷土料理。新鮮なイワシのたたきの上に卵の黄身がのっている。

安房神社を参拝房総半島最南端の野島崎野島崎の食堂「三愛」の「なめろう丼」

安房神社を参拝 房総半島最南端の野島崎 野島崎の食堂「三愛」の「なめろう丼」

鵜原海岸。ここは「生涯旅人カソリ」の原点

鵜原海岸。ここは「生涯旅人カソリ」の原点

国道128号で一宮の町に入っていく

国道128号で一宮の町に入っていく

 野島崎から海沿いの道を走り、国道128号に合流。鴨川から勝浦へ。鴨川市と勝浦市の市境が安房と上総の国境になっている。

 勝浦市では鵜原海岸でジクサー150を止めた。ここは「生涯旅人カソリ」の原点。

 17歳の夏の日、友人の前野幹夫君らと、ここでキャンプした時、「バイクでアフリカ大陸を縦断しよう!」という話になったのだ。

 勝浦からは御宿、大原(いすみ市)を通り、国道128号で一宮町に入った。一宮町の玉前神社が上総の一宮。安房の一宮は国府に近いが、上総の一宮は国府の市原からは遥かに遠い。

上総の一宮の玉前神社玉前神社の鳥居玉前神社を参拝

上総の一宮の玉前神社 玉前神社の鳥居 玉前神社を参拝

JR外房線の茂原駅

JR外房線の茂原駅

水郷佐原

水郷佐原

下総の一宮の香取神宮

下総の一宮の香取神宮

 玉前神社の参拝を終えると、国道128号で茂原を通り東金へ。

 東金からは国道126号で成東(山武市)、横芝(横芝光町を通り、八日市場(匝瑳市)に向かう。

 横芝の町を過ぎたところで栗山川を渡るが、この川が上総と下総の国境。上総の横芝町と下総の光町が合併して、上総と下総にまたがる横芝光町が誕生した。

 八日市場から県道16号で佐原(香取市)へ。古い町並みの残る佐原は地図の伊能忠敬でよく知られているが、ぐるりと町をひとまわりし、下総の一宮の香取神宮へ。

 下総の一宮も、下総の国府の市川からは遥かに遠い。

 香取神宮の参拝を終えると、門前の「亀甲堂」で名物の「草餅」を食べた。

 ここを最後に、佐原香取ICから高速道に入り、東関東道→圏央道→新東名で伊勢原へ。この日の走行距離は648キロになった。

 なお房総3国のうち、上総と安房は千葉県だが、下総は千葉県にとどまらず、利根川を渡った取手や水海道、古河、結城の茨城県の一部も含まれる。

香取神宮を参拝香取神宮の門前の茶店「亀甲堂」「亀甲堂」の「草餅」

香取神宮を参拝 香取神宮の門前の茶店「亀甲堂」 「亀甲堂」の「草餅」

東関東道の佐原香取IC圏央道の菖蒲PAの「カレーライス」新東名の伊勢原大山ICに到着

東関東道の佐原香取IC 圏央道の菖蒲PAの「カレーライス」 新東名の伊勢原大山ICに到着

Comments

Comments are closed.