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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[293]

投稿日:2022年4月25日

中部一周前編 5(2020年5月21日)

遠江の国府めぐり

 ここまでの中部前編では関東編同様、甲斐、信濃、伊豆、駿河と国ごとに1日1国でまわり、夜は伊勢原の自宅に帰った。ここからは中部、関西、四国と一気にまわり、ジクサー150での「分割日本一周」を終了させるのだ。

新東名の島田金谷ICに到着

新東名の島田金谷ICに到着

国道1号から遠江の金谷を見下ろす

国道1号から遠江の金谷を見下ろす

 2020年5月21日5時、伊勢原を出発。

「さー、行くぞ、ジクサー150よ!」

 秦野中井ICから東名→新東名と高速道を走り、駿河・遠江の駿遠国境の大井川を渡った島田金谷ICで高速道を降りる。島田金谷ICからは国道473号→国道1号を行く。

 小夜の中山を越え、東海道の日坂宿を過ぎたところで、国道1号沿いにある事任(ことまま)神社に寄っていく。ここは遠江の一宮。拝殿に登る石段の下には大楠がある。拝殿の奥には大杉がある。一宮というのは、このように巨木に出会える場所なのだ。

 東海道の掛川宿を通り、袋井宿へ。袋井宿は東海道の中間点で「東海道どまん中茶屋」がある。袋井宿の次が遠江国府の見付宿(磐田市)だ。

遠江一宮の事任八幡宮事任八幡宮を参拝事任八幡宮の大杉

遠江一宮の事任八幡宮 事任八幡宮を参拝 事任八幡宮の大杉

JR東海道本線の磐田駅

JR東海道本線の磐田駅

JR磐田駅の遠江国分寺七重塔の模型

JR磐田駅の遠江国分寺七重塔の模型

JR磐田駅前の大楠

JR磐田駅前の大楠

JR磐田駅前の「本多屋」の「肉せいろ」

JR磐田駅前の「本多屋」の「肉せいろ」

 JR磐田駅から「遠江の国府めぐり」を開始する。

 磐田駅には遠江国分寺の七重塔の模型が飾られている。駅前には見事な大楠。駅前の「本多屋」で昼食の「肉せいろ」を食べると、駅前通りを北へ。磐田市役所を過ぎたところに、左手には遠江国分寺跡、右手には国司が参拝した府八幡宮がある。

 まずは遠江国分寺跡を歩く。磐田市役所と磐田南高校の間が遠江国分寺跡で、史跡整備の工事が進められている。遠江国分寺跡の一角には、建て替えられた現行の国分寺がある。遠江国分寺跡を歩きまわると、駅前通りをはさんで東側にある府八幡宮を参拝。遠江国分寺と同じ時代に創建された大きな神社だ。

 国分寺跡の案内図には、磐田南高校の裏手(北側)に遠江国分尼寺跡が記されていた。それを見て、ジクサー150で磐田南高校の裏手一帯をまわると寺があり、その前には礎石らしい石が置かれていた。しかし地元の人に聞くと、この寺は遠江国分尼寺とは関係ないとのことで、遠江国分寺跡には何も残っていないという。

「遠江の国府めぐり」の最後は遠江総社の淡海国玉神社。旧見付学校の隣にある。

 淡海国玉神社の参拝を終えると、旧見付小学校を見学し、磐田から遠州森へ。ここには遠江一宮の小國神社がある。遠江の一宮は事任神社と小國神社の2社あるが、小國神社の方がはるかに大きい。北に6キロほどの本宮山が御神体になっているが、小國神社の背後は豊かな自然林だ。

遠江国分寺跡現行の国分寺府八幡宮の楼門

遠江国分寺跡 現行の国分寺 府八幡宮の楼門

府八幡宮の中門府八幡宮の拝殿磐田南高校

府八幡宮の中門 府八幡宮の拝殿 磐田南高校

磐田南高校裏手の寺遠江総社の淡海国玉神社淡海国玉神社の神門

磐田南高校裏手の寺 遠江総社の淡海国玉神社 淡海国玉神社の神門

淡海国玉神社の拝殿淡海国玉神社の本殿旧見付学校

淡海国玉神社の拝殿 淡海国玉神社の本殿 旧見付学校

旧見付学校の模型旧見付学校の教室旧見付学校から見る磐田の町並み

旧見付学校の模型 旧見付学校の教室 旧見付学校から見る磐田の町並み

遠州森のきれいな茶畑遠江一宮の小國神社小國神社を参拝

遠州森のきれいな茶畑 遠江一宮の小國神社 小國神社を参拝

天竜川を渡る

天竜川を渡る

浜松城の天守閣

浜松城の天守閣

 遠州森から天竜川を渡り、国道152号で浜松へ。浜松城を見て、「浜松グランドホテル」に泊った。

 部屋からは浜松の町並みを一望する。夜の浜松を歩き、夕食には駅近くのうなぎ店「佳川」で「うな重」を食べた。

「うな重」は浜松の味だ!

浜松城の若き日の徳川家康像「浜松グランドホテル」から眺める浜松の町並み浜松駅近くの「佳川」で夕食。「うな重」を食べる!

浜松城の若き日の徳川家康像 「浜松グランドホテル」から眺める浜松の町並み 浜松駅近くの「佳川」で夕食。「うな重」を食べる!

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