ジクサー150分割日本一周[295]
投稿日:2022年5月3日
尾張の国府めぐり
東海道(国道1号)で境川を渡って三河から尾張に入った。
東海道の両側に残る阿野の一里塚、桶狭間の古戦場と見てまわり鳴海宿へ。ここには往時の街道の風情はないが、その手前の間の宿、有松宿には東海道の風情を残す家並みが残されている。
名古屋市に入ったところで、国道1号沿いの食堂で夕食。名物の「味噌カツ」を食べた。そして名古屋の中心街に入り、「東横イン」(名古屋錦)に泊った。
5月23日5時、名古屋錦の「東横イン」を出発し、早朝の名古屋を走る。「すき家」の「牛どん」を食べ、熱田神宮を参拝し、東海道の宮宿へ。
ここは第1番目の品川宿から数えて41番目の宿場になるが、宮宿の「宮」は熱田神宮のことだ。東海道は宮宿から海路になる。「七里の渡し」で伊勢(三重県)の桑名宿に渡ったのだ。七里の渡し跡には常夜灯と時の鐘が復元されて建っている。当時の東海道と現在の国道1号が大きく違っているのは、「名古屋〜桑名」間である
宮宿から名古屋の中心街に戻ると、名古屋駅前から名古屋城へ。
「尾張名古屋は城でもつ」と尾張人が自慢する名古屋城を見る。そのあと名古屋城近くの食堂で「きしめん」を食べた。豊川でも食べたきしめんだが、名古屋にやってくると、何としても食べたくなる。これって、パブロフの法則!?
それほどに平べったいきしめんの食感というのは舌に残るもの。「東京のそば、大阪のうどん、名古屋のきしめん」といったところだ。
朝食は「すき家」の「牛丼」 | 熱田神宮を参拝 | 東海道宮宿の「七里の渡し」跡の常夜灯 |
東海道「七里の渡し」跡の時の鐘 | 熱田神宮近くの国道1号と国道19号の交差点 | 名古屋駅前のビル群 |
名古屋城の天守閣 | 名古屋城の案内図 | 名古屋といえば「きしめん」 |
きしめんを食べて、満足したところで名古屋を出発。国道22号で一宮市へ。東海道本線と名鉄の一宮駅前から尾張の「国府めぐり」を開始する。まずは尾張一宮の真清田(ますみだ)神社へ。一宮の町中にある真清田神社を参拝。一宮の地名はこの尾張一宮の真清田神社に由来している。
尾張の一宮にはもう1社ある。大神(おおみわ)神社だ。以前、来たことがる神社で名鉄の本線と尾西線の間をさんざん探しまわってしまった。たどり着いたときにはホッとした。
大神神社の参拝を終えると、一宮市の南隣の稲沢市に入り、名鉄本線の国府宮(こうのみや)駅へ。このあたりの地名は国府宮。国府宮駅から尾張総社の国府宮に行く。堂々とした造りの楼門をくぐり抜けて参拝した。拝殿も本殿も立派な造り。国府宮は「はだか祭」でよく知られている。
つづいて尾張国分寺跡に行こうとしたのだが、見つけられなかった。残念無念。ぼくはスマホは持たないので、どのようにして「国府めぐり」をしているかというと、『ツーリングマップル』に頼っている。事前に各国の国府跡、総社、国分寺跡を調べ、『ツーリングマップル』にその位置を印し、現地に着くとジクサー150で走りまわって探しているのだ。どうしてもわからないときは地元の人に聞いている。
尾張国分寺跡は見つけられないまま日が沈む。もうここまでと、尾張(愛知県)から美濃(岐阜県)へ舞台を移す。
一宮ICで名神に入り、小牧JCTから中央道で中津川ICへ。JR中央本線の中津川駅に近い「中津川プラザホテル」に泊った。
夜の町を歩き、居酒屋の「庄屋」で夕食。生ビールをキューッと飲み干し、「コーンのバター焼き」と「にらもやし炒め」を食べた。
「さー、明日は美濃横断だ!」