ジクサー150分割日本一周[323]
投稿日:2022年8月11日
丹波の国府めぐり(その1)
福知山から国道9号で丹波を南下。京丹波町の道の駅「丹波マーケス」で小休止し、中央分水嶺の観音峠を越えた。丹波は中央分水嶺を境にして北丹と南丹に分かれるが、観音峠の北側は京丹波町、南側は南丹市になる。
京丹波町は丹波町、瑞穂町、和知町の3町が2005年に合併して誕生した。南丹市は園部町、八木町、日吉町、美山町の4町が2006年に合併して誕生した。
南丹市の南が亀山市。京都府内では福知山市から亀山市までが丹波になる。さらに兵庫県の北東部も丹波になる。
国道9号で南丹市から亀山市に入ると、JR山陰本線(嵯峨野線)の千代川駅前でジクサー150を止め、駅周辺の地図と千代川の案内板を見る。千代川は丹波の国府所在地。地図と案内板に出ている国府寺跡は、丹波国府の国衙跡ではないかといわれている。
千代川駅前を出発し、県道73号で大堰川にかかる月読橋を渡り、山裾にある丹波一宮の出雲大神宮へ。出雲大神宮は元出雲といわれるように出雲大社の元宮なのだ。ここから出雲の地に移っていったのが現在の出雲大社だといわれている。
背後の千年山が御神体で、出雲大神宮の最初の鳥居は千年鳥居だ。出雲大神宮の地名は亀岡市千歳町出雲。丹波国の出雲と出雲国の出雲の関係はおもしろい。
千年鳥居から表参道を歩き、一之鳥居をくぐり抜けて出雲大神宮を参拝。出雲大神宮の境内には、厳かな空気が流れている。