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生涯旅人、賀曽利隆の旅日記 60代編

ジクサー150分割日本一周[325]

投稿日:2022年8月13日

関西一周後編 8(2020年6月2日)

山城の国府めぐり(その1)

国道9号の老ノ坂峠

国道9号の老ノ坂峠

老ノ坂峠を越えて京都市に入る

老ノ坂峠を越えて京都市に入る

 6月2日5時、亀岡の「サンロイヤルホテル」を出発。国道9号で老ノ坂峠を越え、京都市内に入った。老ノ坂峠は亀岡市と京都市の境で、丹波と山城の国境になっている。

 老ノ坂峠といえば明智光秀を連想する。天正10年(1582年)、丹波の亀岡城を発った明智光秀の軍勢は備中に向かうと見せかけ、
「今は時!」
 と老ノ坂峠を越え、京都・本能寺の織田信長を討った。

 国道9号沿いのファミレスで朝食を食べ、まずは山城の一宮へ。上賀茂神社と下鴨神社の2社をめぐった。

 つづいて京都・西山の善峯寺を参拝する。ここは「西国三十三ヵ所」の第20番札所。堂々とした造りの山門(仁王門)が印象的。石段を登ったところに入母屋造本瓦葺の大屋根の本堂がある。本尊は十一面千手観音。本堂から多宝塔、そして多宝塔の前にある「遊龍の松」と見てまわる。天然記念物にも指定されている遊龍の松は高さは2メートルほどだが、うねるような太い幹が北側と西側に40メートル以上も延び、「日本一の松」との定評もある。

 京都探訪の最後は周山街道(国道162号)の峠越え。御経坂峠を越え、笠峠を越える。この笠峠は山城と丹波の国境だ。最後の栗尾峠を越えると周山の町が見えてくる。周山の町中の「きらく食堂」で「煮魚定食」を食べ、京都に戻るのだった。

京都のファミレスで朝食山城一宮の上賀茂神社の盛り砂山城一宮の下鴨神社の舞殿

京都のファミレスで朝食 山城一宮の上賀茂神社の盛り砂 山城一宮の下鴨神社の舞殿

京都・西山の善峯寺の山門周山街道の御経坂峠周山街道の笠峠

京都・西山の善峯寺の山門 周山街道の御経坂峠 周山街道の笠峠

栗尾峠を越えると周山の町が見えてくる周山の町並み周山の「きらく食堂」の「煮魚定食」

栗尾峠を越えると周山の町が見えてくる 周山の町並み 周山の「きらく食堂」の「煮魚定食」

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